俳優の綾野剛が11日、都内で行われた映画『ヤクザと家族 The Family』(29日公開)の完成報告イベントに出席した。新型コロナウイルスの影響を受け、各地の成人式は中止となったが、綾野が全国の新成人に向けてエールを送った。
綾野は「まだ僕も大人になってない感覚がありますからね。どの面下げて話をしたらいいものか、とても恐縮ですが…」と切り出しつつ「何よりおめでとうございます。ここにいる皆さんが思っていると思います」と祝福。一方で「相次ぐ成人式中止の中で新成人の方がどんな思いをされているのか、『気持ちわかるよ』ってとても言えない」と、新成人の心情を思いやった。
それでも「そんな中で今、皆さんにどんな夢が見えてるのかなって。老婆心のように気になってしまう。まずは新成人の皆さんが夢や希望を馳せる自分を好きになって、強く生き抜くことができるよう、僕たち大人たちが示していかなきゃいけないと思っています」と言葉に力を込める。
続けて「ゆっくりでいいのでもう一回、眩しいものを見ること、美しいものを見ること、小説の中にはたくさんの物語がありますし、家の中でも夢を膨らませることはできる。可能性は無限大ですから、自分の中の可能性を時間を掛けて育んでほしい」と願いながら「もし映画業界に来る人がいて、この話を聞いていた人がいたら声をかけてください。必ず一緒に仕事がしたいと思っています」と呼びかけた。
『日本アカデミー賞』で最優秀作品賞を受賞した映画『新聞記者』(19年)のプロデューサー陣と、藤井道人監督が手掛けるオリジナル作品。99年、05年、19年と変わりゆく3つの時代の価値観で切り取り、男たちの生き様を描いている。自暴自棄になった少年期に、ヤクザの親分から救われ、父子の契りを結ぶ山本(綾野)。ときを経て、彼にも愛する家族ができるが、暴力団対策法の施行でヤクザの有り様と男の環境が一変する。組の存続をめぐる戦いがぼっ発し、その戦いに参加することはヤクザであることを貫くことになるが、一方でかけがえのないものを失うという状況を突きつけられていくことになっていく。
舞台あいさつにはそのほか、尾野真千子、北村有起哉、市原隼人、磯村勇斗、舘ひろし、藤井道人監督が出席。主演を務めた綾野は「現在の集大成となった作品。これからはこの作品が一番の強者、一番のライバルになっていくと予感しています」と確かな自信をにじませていた。
綾野は「まだ僕も大人になってない感覚がありますからね。どの面下げて話をしたらいいものか、とても恐縮ですが…」と切り出しつつ「何よりおめでとうございます。ここにいる皆さんが思っていると思います」と祝福。一方で「相次ぐ成人式中止の中で新成人の方がどんな思いをされているのか、『気持ちわかるよ』ってとても言えない」と、新成人の心情を思いやった。
それでも「そんな中で今、皆さんにどんな夢が見えてるのかなって。老婆心のように気になってしまう。まずは新成人の皆さんが夢や希望を馳せる自分を好きになって、強く生き抜くことができるよう、僕たち大人たちが示していかなきゃいけないと思っています」と言葉に力を込める。
続けて「ゆっくりでいいのでもう一回、眩しいものを見ること、美しいものを見ること、小説の中にはたくさんの物語がありますし、家の中でも夢を膨らませることはできる。可能性は無限大ですから、自分の中の可能性を時間を掛けて育んでほしい」と願いながら「もし映画業界に来る人がいて、この話を聞いていた人がいたら声をかけてください。必ず一緒に仕事がしたいと思っています」と呼びかけた。
『日本アカデミー賞』で最優秀作品賞を受賞した映画『新聞記者』(19年)のプロデューサー陣と、藤井道人監督が手掛けるオリジナル作品。99年、05年、19年と変わりゆく3つの時代の価値観で切り取り、男たちの生き様を描いている。自暴自棄になった少年期に、ヤクザの親分から救われ、父子の契りを結ぶ山本(綾野)。ときを経て、彼にも愛する家族ができるが、暴力団対策法の施行でヤクザの有り様と男の環境が一変する。組の存続をめぐる戦いがぼっ発し、その戦いに参加することはヤクザであることを貫くことになるが、一方でかけがえのないものを失うという状況を突きつけられていくことになっていく。
舞台あいさつにはそのほか、尾野真千子、北村有起哉、市原隼人、磯村勇斗、舘ひろし、藤井道人監督が出席。主演を務めた綾野は「現在の集大成となった作品。これからはこの作品が一番の強者、一番のライバルになっていくと予感しています」と確かな自信をにじませていた。
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2021/01/11