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ナイツ塙宣之“ウケる漫才”の条件「7割は内容、3割は2人の呼吸」

 TBSラジオ『土曜ワイドラジオTOKYOナイツのちゃきちゃき大放送』(毎週土曜 前9:00)の配信イベント『土曜ワイドラジオTOKYOナイツのちゃきちゃき大放送presents ナイツ塙のネタ座談会〜今年のネタは今年のうちに〜』が、26日の午後8時から開催される。

配信イベント『土曜ワイドラジオTOKYOナイツのちゃきちゃき大放送presents ナイツ塙のネタ座談会〜今年のネタは今年のうちに〜』を行うナイツ・塙宣之

配信イベント『土曜ワイドラジオTOKYOナイツのちゃきちゃき大放送presents ナイツ塙のネタ座談会〜今年のネタは今年のうちに〜』を行うナイツ・塙宣之

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 『R-1グランプリ』や『キングオブコント』、配信日の直前に開催される『M-1グランプリ』など、今年行われた賞レースのネタについて、ナイツの塙宣之アンガールズ田中卓志パンクブーブー佐藤哲夫とともに分析。「審査員を担当しなかった芸人は、あのネタをどう評価したのか」「審査員はどういったことを考えて審査していたのか」など、それぞれのお笑い理論に基づき、ネタの分析や印象に残った芸人などを紹介していく。

 配信チケットはイープラス「Streaming+」で発売(チケット料金は税込で1000円、アーカイブは放送終了後24時間)。『Paravi』加入者は、生配信とアフタートークを加えた完全版をアーカイブ配信で楽しむことができる(アーカイブ期間は、29日〜2021年1月31日)。放送を前に、塙がインタビューに応じた。

――配信が決定した時の心境をお聞かせください。

ラジオのスタッフと雑談で「そういう企画があればねー」と話したことはあったのですが、いざ実現して「本当にやるんだ!」と驚きました(笑)。

――番組の構想は、いつ頃からあったのでしょうか?

僕だけでなく、お笑い芸人は『M-1グランプリ』『キングオブコント』とかの賞レース後に、皆でネタについて話すのが好きなんです。ネタを作っている芸人は特にですね。だから、ナイツで話してもあんまり盛り上がらないんですよ。(相方の)土屋(伸之)が全然わからないから(笑)。

――ゲストは田中卓志さん(アンガールズ)、佐藤哲夫(パンクブーブー)さんですよね。

僕が漫才で、田中さんがコントの人で、哲夫さんが両方できる方なので。この3人で話せば面白いものができるのでは、と今から期待しています。

――どんな内容になるのでしょうか。

分析になっちゃうかもしれませんが、ひとつのネタについて「こう思った」「こうしたらもっと面白いんじゃないか」とか話したいですね。というのも、ネタの面白さって賞レースに出ている当人が、一番分からなくなるものなんです。僕らもM-1には3回出ているんですが、今になって見返すと「もっと面白いのはこっちだったなあ」「なんでこうしなかったんだろう」って思います。そのほか、賞レースのルール作りについてもディスカッションできたらいいですね。

――賞レースで”絶対にウケる”ネタはあるんでしょうか?

それはやってみないとわからないですよ。決勝まで来ているということは、ネタ自体は成功している。後は出すネタが、当日の空気に合っているかどうかだけなので。芸人は皆、ここで苦戦します。システムチックな漫才がいいのか、毒舌風がいいのか。僕らもネタ番組で手ごたえがなくて、収録後にどんなネタがその日の空気に合っていたのか悩むことはしょっちゅうあります。ネタって面白さの7割は内容で決まるけど、残り3割は、2人の呼吸だと思うんです。めちゃくちゃ上手い2人がやった時に、お客さんは“芸を見た”ってなるじゃないですか。「センスいいな」「面白いな」は思われるかもしれないけれど、“芸”の域までいくのはなかなか大変ですね。呼吸って音楽なので、そこが上手く奏でられたら強いですよね。

――最近は、コアなお笑いファンも増えていますよね

これはほかのことにも言えますが、好きならその対象をとことん突き詰めるじゃないですか。お笑いが好きな人は、お笑いのことばっかり考えているからやっぱりコアになってきちゃいますよね。単純に娯楽として楽しんでいる人もいると思いますが、見ているうちに、ただ見るだけじゃ満足できなくなっちゃう。今回の配信は、そういう人向けにやる予定です。なので、裏を返せば、そんな見方はしたくないという人は、絶対見ないほうがいいですね(笑)。

―――お笑いだけでなく演劇などでもオンライン配信が増えましたが、その難しさは感じましたか?

オンラインはDVDを撮っている感覚とあまり変わらなかったですね。実際に生でネタをお届けしていた時も、いくつかの都市はまわりますが、全ての場所に行けるわけではないので、配信は沢山の方に見ていただける機会が増えて良いのではないでしょうか。

――配信を楽しみにしてくださっている方にメッセージ

お笑いが好きな人は一緒に共感してほしいし、これを見て「お笑いって作れるんだ!」と思ってもらえたら。お笑いって、別に芸人だけしかやっちゃいけないルールはないじゃないですか。小学生でも誰でもできる。実際に僕も、小学生のころにネタを作ったことで認められたりもしました。これから芸人になりたい方、ネタ作りをしたい方が見ても楽しめる内容です。お笑いネタを作ることは楽しいことなんだ、ということを伝えたいですね。

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