NHK総合/BS4Kで12日・19日の2週にわたって放送される土曜ドラマ『ノースライト』(両日とも後9:00〜10:13)。『半落ち』、『クライマーズ・ハイ』、『64』などの話題作を連打する作家、横山秀夫氏の同名長編ミステリーを西島秀俊主演でドラマ化。西島は建築士・青瀬稔を演じる。
「ある家族が失踪して、その謎を追う主人公が、刑事でもなく、記者でもなく、建築士。僕自身、事件を追う役を多く演じてきましたが、建築士というのは初めて。なぜ、建築士が謎を追うのか、動機をきちっと作らないといけないなと思いましたし、撮影中も悩みました。僕が演じる青瀬の親友で設計事務所所長を演じる北村一輝さん(岡嶋昭彦 役)と、『すぐ刑事っぽくなるからダメだね』と、現場でよく話していました」
主人公の青瀬は、吉野陶太(伊藤淳史)という人物から「自分が住みたい家を建ててください」という依頼を受ける。バブル崩壊後、妻・ゆかり(宮沢りえ)とも別れ、流れ作業で仕事をしてきた青瀬にとっては、願ってもないチャンス。自らの人生を振り返り、それを反映させた家を完成させる。その家は話題となり、「建築200選」という本にも「Y邸」として掲載され、業界内で青瀬の名を広めることにもなる。だがその1年後、吉野一家がY邸に引っ越していない事が発覚する。それも、引っ越しした形跡すら無い…、というのが物語のスタート。
映像化にあたっては、Y邸」をどう再現するか、というのが制作陣のテーマとなり、青瀬が設計した家の特徴的なつくりになっているノースライト(建物の中に北側から差し込む穏やかな光)を取り込む窓から浅間山がちょうど見える場所(長野・軽井沢)に、撮影用の家を建てたという。これには西島も感動するほど驚いた。
「ある意味この家も主役の一つ。軽井沢に建てると聞いて、どんなY邸ができあがったのか、現場に行くのが楽しみでした。驚きましたね。十分住めるのではないか、と思うくらい基礎からしっかり作られていたので。原作にあるとおり、3つのチムニーと浅間山が絵のように見える大きな窓。お芝居をする上でも助けていただきました。撮影していたカメラマンが、『テレビで観たらはめ込みだと思うだろうね』と、残念がるほど、吸い込まれそうな景色でした」。
ちなみに、建築士とは、一級建築士や二級建築士などの国家資格があり、主に施工主からの発注を受け、建物の設計や工事監理を行う職業のこと。
「建築士の方にお話を聞く中で、特に光の取り入れ方については、建築士それぞれの考え方やセンスが出やすいようで、建築士の間で建物を見ればこれは○○さんが作ったんだろうな、とわかるそうです。依頼主の注文に応えながらも、自身のこだわり、やりたいことを入れたいと思う。僕がもし家を建てる機会があったら、光の取り入れ方について建築士の方と話してみたいと興味が湧きました」
クリエイティブなものには無意識に個性が出てしまうものなのかも。役者にも通じるものがあるのではないか、と尋ねてみた。
「役を演じる上で自分なりに大事にしたいと思うものは、こっそり持ち続けているかもしれないですね。建築士が特殊な職業なのかどうかわかりませんが、広く働く人たちに通じる何かがあるんじゃないかなと思いました。僕自身、青瀬の気持ちがわかるところがたくさんありましたね。日々、仕事をしていて、うまくいったり、いかなかったりを繰り返している中で、なんで自分はこの仕事を選んだのか、と正面から向き合って、人生を再生させていく。そこを一番大事に演じたいと思っていました。視聴者の皆さんにはまずミステリーを楽しんでいただきたいです。そして、ミステリーを解きながら、仕事をしている男女のそれぞれの思い、それぞれの苦闘というか、一見しただけではわからないけれど、人それぞれに何かを背負って、思いを秘めて生きているんだな、ということが見えてくる。その展開が感動的だと思います」
「ある家族が失踪して、その謎を追う主人公が、刑事でもなく、記者でもなく、建築士。僕自身、事件を追う役を多く演じてきましたが、建築士というのは初めて。なぜ、建築士が謎を追うのか、動機をきちっと作らないといけないなと思いましたし、撮影中も悩みました。僕が演じる青瀬の親友で設計事務所所長を演じる北村一輝さん(岡嶋昭彦 役)と、『すぐ刑事っぽくなるからダメだね』と、現場でよく話していました」
映像化にあたっては、Y邸」をどう再現するか、というのが制作陣のテーマとなり、青瀬が設計した家の特徴的なつくりになっているノースライト(建物の中に北側から差し込む穏やかな光)を取り込む窓から浅間山がちょうど見える場所(長野・軽井沢)に、撮影用の家を建てたという。これには西島も感動するほど驚いた。
「ある意味この家も主役の一つ。軽井沢に建てると聞いて、どんなY邸ができあがったのか、現場に行くのが楽しみでした。驚きましたね。十分住めるのではないか、と思うくらい基礎からしっかり作られていたので。原作にあるとおり、3つのチムニーと浅間山が絵のように見える大きな窓。お芝居をする上でも助けていただきました。撮影していたカメラマンが、『テレビで観たらはめ込みだと思うだろうね』と、残念がるほど、吸い込まれそうな景色でした」。
ちなみに、建築士とは、一級建築士や二級建築士などの国家資格があり、主に施工主からの発注を受け、建物の設計や工事監理を行う職業のこと。
「建築士の方にお話を聞く中で、特に光の取り入れ方については、建築士それぞれの考え方やセンスが出やすいようで、建築士の間で建物を見ればこれは○○さんが作ったんだろうな、とわかるそうです。依頼主の注文に応えながらも、自身のこだわり、やりたいことを入れたいと思う。僕がもし家を建てる機会があったら、光の取り入れ方について建築士の方と話してみたいと興味が湧きました」
クリエイティブなものには無意識に個性が出てしまうものなのかも。役者にも通じるものがあるのではないか、と尋ねてみた。
「役を演じる上で自分なりに大事にしたいと思うものは、こっそり持ち続けているかもしれないですね。建築士が特殊な職業なのかどうかわかりませんが、広く働く人たちに通じる何かがあるんじゃないかなと思いました。僕自身、青瀬の気持ちがわかるところがたくさんありましたね。日々、仕事をしていて、うまくいったり、いかなかったりを繰り返している中で、なんで自分はこの仕事を選んだのか、と正面から向き合って、人生を再生させていく。そこを一番大事に演じたいと思っていました。視聴者の皆さんにはまずミステリーを楽しんでいただきたいです。そして、ミステリーを解きながら、仕事をしている男女のそれぞれの思い、それぞれの苦闘というか、一見しただけではわからないけれど、人それぞれに何かを背負って、思いを秘めて生きているんだな、ということが見えてくる。その展開が感動的だと思います」
2020/12/11