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【おちょやん】篠原涼子、しっかり者の女将役「演技でみなさんをだましたい」とは?

 NHKで放送中の連続テレビ小説『おちょやん』(月〜土 前8:00 総合/前 7:30 BS4K・BSプレミアム※土曜日は1週間の振り返り)に、ヒロイン・千代が女中奉公することになる芝居茶屋「岡安」を取り仕切る女将・岡田シズ役で、12月7日放送の第6回から登場した篠原涼子。いきなり千代に厳しい言葉をかけていたが…。連続テレビ小説初出演の感想や、千代にとってもう一人の母親といえる存在となっていくシズをどう演じるのか、篠原に聞いた。

芝居茶屋・岡安の女将シズ(篠原涼子)=連続テレビ小説『おちょやん』 (C)NHK

芝居茶屋・岡安の女将シズ(篠原涼子)=連続テレビ小説『おちょやん』 (C)NHK

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――『おちょやん』に出演することが決まったときのお気持ちは?

【篠原】“朝ドラ”への出演は初めてです。NHKでのお仕事自体が久しぶりなのですごく新鮮ですし、NHK大阪にはお邪魔したのも初めてです。“朝ドラ”は前から好きでずっと拝見していたので、そこに自分が入っていくというのはすごくうれしいですし、どういうふうに映るのか楽しみです。『おちょやん』のような物語をお届けできることについても、とてもうれしく思います。

――シズという役柄について、注目してほしい点や、演じる上で楽しみにしていることは?

【篠原】シズは芝居茶屋「岡安」の女将で、芯がしっかりした女性です。シズの言葉には深い意味があって、私にとってもためになることが多く、すごくすてきでかっこいいと思います。千代とは生育環境は真逆だと思いますが、小さいころから岡安を継ぐためにお茶子修業をしてがんばってきたというところは似ているので、千代に対して、自分の幼いころを見ているような目線と気持ちを持っていると思います。いろいろな苦難を乗り越える中で、出会った人たちから助けてもらったり何かを学んだり、そこに感謝の気持ちを持ちながら生きてきたという共通点があると思います。基本的には厳しい女性で、千代が入ってきた当初は冷たくあしらいますが、実は、心は温かい。家族と一緒にいるシーンなどで、温かいシズの一面が伝わればいいなと思います。

 家庭を持つ一人の母親という意味では、私自身と境遇が共通していますし、夫に「(娘を)甘やかしすぎ」などと言ってみたり、家族を大切にしていますよね。でも、シズはすごくしっかりしていてなんでもできる女性なので、そこは私とは全然違うなと思います。私は基本的に「できない」タイプなので、この役を利用して、「デキる女」「しっかりもの」のイメージを持っていただけるように、演技でみなさんをだましたいと思います(笑)。

――収録に参加されてみて、現場の印象は?

【篠原】杉咲花さんは常にいろいろなことを考えていらっしゃるなと感じます。すごく目力があって、お芝居に対しても真摯(しんし)に向き合い本当に千代になりきっていて、現場を引っ張っていってくれて助けてもらっている気がします。私自身も、シズとして千代ちゃんがやりづらい状況にならないようにと必死です。千代のまっすぐな感じは、杉咲花さん自身と同じですよね。千代に対してはシズとして、そして、花ちゃんに対して私自身が、「支えてあげたい!」と思っていて、心から応援したい気持ちがあります。

――視聴者へ、メッセージをお願いします。

【篠原】最初は千代との関係が表面的にしか見えないと思いますが、この先、どんどん絆が深まっていきます。シズは、これからどんな視線を千代に向けることができるのか、千代はシズに対してどれだけ心を開いてくれるのか、というところに目を向けていただきたいです。知識も経験もある女将として存在しているシズですが、お茶子修業にきた千代と出会うことによって、逆に、いろいろ教わるような人間模様も描かれています。いくつになっても人って成長できるんだな、子どもに教えてもらうこともあるんだな、と感じていただけるんじゃないでしょうか。

 『おちょやん』は、シリアスなところもあれば、ものすごく笑えるところも満載なので、いろいろな気持ちを持って、飽きずに見ていただけると思います。きっとあっという間に終わってしまうと思います。元気でパワーのあるシーンもたくさんあって見どころ満載なので、ぜひ見ていただきたいと思います。

関連写真

  • 芝居茶屋・岡安の女将シズ(篠原涼子)=連続テレビ小説『おちょやん』 (C)NHK
  • 千代のもうひとりの母になっていくシズ(篠原涼子)

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