先ごろ発表した『第5回好きなママタレントランキング』(オリコン調べ)に大きな変動が起きている。今年9月に第一子を出産した北川景子が初首位を獲得。もちろん常連たちもTOP10入りを果たしてはいるものの、昨年まで名を連ねていた人気ママタレントたちが圏外に急降下する事態に。パブリックイメージが如実に反映される同ランキングではあるが、今回新たにTOP10入りを果たしたママタレを見ても、例年とは異なる傾向が垣間見える。定番のイメージを壊す“令和ママタレ像”とは。
■仕事の幅にもつながるママタレランキング しかし外的要因で好感度にも影響あり
ORICON NEWSでは年間に数多くの芸能人をテーマにしたランキングをモニター調査しているが、その中でも『好きなママタレランキング』は、上位に入れば料理関連商品、ベビー用品などを含め、購買力のある主婦の好感度が高いことの証左となり、CM起用なども増える傾向がある。
これまでの歴代1位は、第1回が木下優樹菜、その後小倉優子が2連覇、昨年の杏と続いてきた同ランキング。だが、昨年はTOP10入りしていたタレントが今年は圏外となるケースが多数。
調査時のメディアへの露出度の差はもちろんだが、スキャンダルを含むマイナスイメージに繋がるニュースが結果に反映されやすい傾向にあり、何かしらの“騒動”が持ち上がれば、たちまちTOP10圏外に急降下する可能性を秘めている。特に昨今はSNS等での言動や振る舞いが如実に人気に影響する。
“SNSでの可視化”は、ランクアップしたタレントにも同様のことが言える。中でも初登場で3位となった仲里依紗は、YouTubeで夫の俳優・中尾明慶と共に家庭での飾らない様子を公開しており、世代別での10代・20代からの支持は1位となり「憧れの夫婦」「理想の家族」という声が高かった。
■ライフステージの変化に左右されない“令和のママタレ”の在り方
その一方、2位の杏は昨年から1つ順位を下げたものの、全世代から支持を獲得しTOP3入りを死守。今年8月に俳優・東出昌大との離婚が成立し、3人の子どもを育てるシングルマザーとしてリスタートした。CMはもちろん、ドラマ等の仕事の減少も離婚によって影響はないようだ。「第37回ベストジーニスト2020」一般選出部門も受賞したほか、来年10月スタートのドラマ『日本沈没―希望のひと―』(TBS系)出演も決まるなど順調をキープしている。
また、初登場で9位にランクインしたSHELLY。2016年に第一子、2018年に第二子を出産し2児の母だが、これまでランキングに名前が出たことはなく、今年が初登場となる。SHELLYも離婚を経験しているものの、バラエティ番組であっけらかんと「めちゃくちゃフラれたんですよ」と豪語。千葉県に一軒家を購入して子どもたちとのびのび暮らしていることを報告。離婚後も多数のイベントやバラエティ番組に引っ張りだこで、ママタレとしての仕事も順調だ。
2人に共通しているのは、離婚がマイナスになっていないこと。むしろ自分が一家の主(大黒柱)として子どもを育てる気概や“芯”の強さが、支持や好感度アップにつながっている。離婚を乗り超え、それでも仕事を頑張り、子育てにも奮闘し、女性として美しく輝いている姿が現代のママタレの特徴と言えるのではないだろうか。
これまでは純日本の「良妻賢母」という、家族円満で料理上手などと言ったイメージを引きずっていた“ママタレ”。しかし、家庭のあり方にもダイバーシティ(多様性)が認められ、ライフワークバランスなどの変化も含め、その見立ても大きく変化している。
SNSで自由にライフスタイルを発信できるからこそのメリット、デメリットがあることも確かで、うまく活用できればイメージアップにも繋がり、使い方を誤ればたちまちイメージダウンに。諸刃の剣といえるSNSを効果的に活用し、自身の生き方を肯定していく“令和ママタレ”。来年の同ランキングではどのような地殻変動が起こり、またどのような気鋭の令和ママがランクインするのか? 注視したい。
■仕事の幅にもつながるママタレランキング しかし外的要因で好感度にも影響あり
ORICON NEWSでは年間に数多くの芸能人をテーマにしたランキングをモニター調査しているが、その中でも『好きなママタレランキング』は、上位に入れば料理関連商品、ベビー用品などを含め、購買力のある主婦の好感度が高いことの証左となり、CM起用なども増える傾向がある。
これまでの歴代1位は、第1回が木下優樹菜、その後小倉優子が2連覇、昨年の杏と続いてきた同ランキング。だが、昨年はTOP10入りしていたタレントが今年は圏外となるケースが多数。
調査時のメディアへの露出度の差はもちろんだが、スキャンダルを含むマイナスイメージに繋がるニュースが結果に反映されやすい傾向にあり、何かしらの“騒動”が持ち上がれば、たちまちTOP10圏外に急降下する可能性を秘めている。特に昨今はSNS等での言動や振る舞いが如実に人気に影響する。
“SNSでの可視化”は、ランクアップしたタレントにも同様のことが言える。中でも初登場で3位となった仲里依紗は、YouTubeで夫の俳優・中尾明慶と共に家庭での飾らない様子を公開しており、世代別での10代・20代からの支持は1位となり「憧れの夫婦」「理想の家族」という声が高かった。
■ライフステージの変化に左右されない“令和のママタレ”の在り方
その一方、2位の杏は昨年から1つ順位を下げたものの、全世代から支持を獲得しTOP3入りを死守。今年8月に俳優・東出昌大との離婚が成立し、3人の子どもを育てるシングルマザーとしてリスタートした。CMはもちろん、ドラマ等の仕事の減少も離婚によって影響はないようだ。「第37回ベストジーニスト2020」一般選出部門も受賞したほか、来年10月スタートのドラマ『日本沈没―希望のひと―』(TBS系)出演も決まるなど順調をキープしている。
また、初登場で9位にランクインしたSHELLY。2016年に第一子、2018年に第二子を出産し2児の母だが、これまでランキングに名前が出たことはなく、今年が初登場となる。SHELLYも離婚を経験しているものの、バラエティ番組であっけらかんと「めちゃくちゃフラれたんですよ」と豪語。千葉県に一軒家を購入して子どもたちとのびのび暮らしていることを報告。離婚後も多数のイベントやバラエティ番組に引っ張りだこで、ママタレとしての仕事も順調だ。
2人に共通しているのは、離婚がマイナスになっていないこと。むしろ自分が一家の主(大黒柱)として子どもを育てる気概や“芯”の強さが、支持や好感度アップにつながっている。離婚を乗り超え、それでも仕事を頑張り、子育てにも奮闘し、女性として美しく輝いている姿が現代のママタレの特徴と言えるのではないだろうか。
これまでは純日本の「良妻賢母」という、家族円満で料理上手などと言ったイメージを引きずっていた“ママタレ”。しかし、家庭のあり方にもダイバーシティ(多様性)が認められ、ライフワークバランスなどの変化も含め、その見立ても大きく変化している。
SNSで自由にライフスタイルを発信できるからこそのメリット、デメリットがあることも確かで、うまく活用できればイメージアップにも繋がり、使い方を誤ればたちまちイメージダウンに。諸刃の剣といえるSNSを効果的に活用し、自身の生き方を肯定していく“令和ママタレ”。来年の同ランキングではどのような地殻変動が起こり、またどのような気鋭の令和ママがランクインするのか? 注視したい。
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2020/11/30