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柄本明、オンライン舞台に初挑戦も淡々「やることは一緒ですから」

 俳優・柄本明が4日、東京・浅草九劇で行われたひとり芝居『煙草の害について』の取材会に出席。オンラインでの舞台出演は人生初の試みとなるが「挑戦なんて気持ちはサラサラない。どっちにしろお客さんがいないだけの話で、舞台でやることは一緒ですから」と淡々とした表情で語った。

淡々とオンライン舞台を行った柄本明 撮影:加藤 孝

淡々とオンライン舞台を行った柄本明 撮影:加藤 孝

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 “オンライン型演劇場”としてリニューアルした浅草九劇の第1弾企画として上演される本作は、柄本が1993年に初めてのひとり芝居の試みとして、自身が構成・演出して上演し、好評を博した作品。その後再演を重ね、このほど、浅草九劇での上演が決定した。ロシアの劇作家アントン・チェーホフの原作は上演時間20分程の短編だが、柄本明による上演はほかのチェーホフ作品を部分的に取り入れ、また新たに書き加えて、1時間ほどの風変わりなひとり芝居になっている。

 舞台出演は、2018年の主演舞台以来、2年ぶりとなる。出演の決め手を「オファーが来たのが動機ですよね」とひょうひょうとした様子で言い切り、意気込みについても「何にもないです。期待に応えられなくてすいません…」と笑い飛ばした。

 終始、マイペースに受け答えをしていた柄本だが、コロナ禍のなか、一部で意見されている文化・芸術が「不要不急」という声に対しては、トーンを変え「文化・芸術というのは生きてるものだと思う。絶対に不要不急なものとは違う。確かにご飯と違って、なくても生きていける人もいるでしょうけど、ものすごく必要なものだと感じますね。文化・芸術が死ぬのは、人間が死ぬのと同義だと思うんです」と言葉に力を込めた。

 同舞台は、あす5日、6日に動画プラットフォーム・Vimeoを通じて有料生配信される。ファンに向けて「とりあえず興味として観てもらって、お客さんが来てくれれば。でもオンラインはオンラインであって、やはりお芝居の本来の面白さは、その劇場に来るということから始まってる」と呼びかけ「そこも含めての演劇だから、まずはオンラインでその空気を少しでも届けられればいいな」と話していた。

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