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沢田研二、“映画初主演”志村けんさんの代役「やり遂げる覚悟」

 新型コロナウイルスに感染して肺炎を発症し、3月29日に亡くなった志村けんさん(享年70)が映画初主演を務める予定だった『キネマの神様』の代役を、沢田研二(71)が担当することが、発表された。沢田は「志村さんの、お気持ちを抱き締め、やり遂げる覚悟です」と志村さんの遺志を継ぐ決意を語った。

 同作は、1920年に蒲田撮影所を開所した松竹映画の100周年を記念して製作。『第1回日本ラブストーリー大賞』『第36回新田次郎文学賞』などを受賞している人気小説家・原田氏がつづった原作を、山田洋次監督が“家族”をテーマにした映画作品に仕上げる。

 沢田が演じるのは、無類のギャンブル好きのゴウ。若き日のゴウを菅田将暉が演じ、二人一役で主人公を担当。さらにゴウの妻・淑子を宮本信子、映画の撮影所で働くゴウとテラシンがともに恋心を抱く食堂の娘を永野芽郁が演じる。時代を越えて繰り広げられる愛と友情が描かれ、若き日のゴウが信じた“映画の神様”が時を越えてひとつの家族にある奇跡をもたらすストーリーが紡がれる。

 今年1月に映画化発表、3月1日にクランクインを迎えたが、過去パートと現在パートにわかれている本作の“過去パート”を先に撮影。4月から現在パートの撮影に入る予定だったが、志村さんが亡くなったことや政府による緊急事態宣言発令で、撮影の中断が続いている。

 それでも、作品を完成させることが志村さんへの一番の供養になると考えた製作陣は、撮影再開の日を待ちながら、志村さんとかつて同じ事務所に所属し、先輩後輩として親交が深く、『8時だョ!全員集合』『ドリフ大爆笑』、共同のラジオ番組『ジュリけん』やコントなどで多くの共演があった沢田の出演を発表するに至った。14年ぶりの映画出演で、山田監督とは『男はつらいよ 花も嵐も寅次郎』(82年)以来となった沢田へ志村さんからバトンが渡り、再始動する。なお、撮影再開は調整中で、公開は当初の予定だった今年12月を見送り、2021年を予定している。

 また、山田組が志村さんへの思いを胸に、前を向いていく気持ちを込めたメッセージビジュアルも公開された。

 「あなたがいたから 私でいられた 人と人がつながれない そんな今だから あなたのことを 思います」。

■コメント全文

・沢田研二(現代のゴウ役)
志村さんの、お気持ちを抱き締め、やり遂げる覚悟です。

・イザワオフィス 井澤健代表取締役社長
長年親交のあった沢田研二さんがご出演されると聞き、志村けんも大変喜んでいると思います。作品の完成を心待ちにしております。

・房俊介プロデューサー
人生のおかしさや悲しみ、夢や挫折を背負い、繊細な狂気をまとった主人公のゴウ。志村さんは、この役を演じることをとても楽しみにしておられました。残念でなりません。心からご冥福をお祈りいたします。兼ねてから志村さんと縁が深い沢田研二さんは、誰よりも志村さんの思いを抱きしめ、取り組んでいただけると思います。かつて『男はつらいよ』でご一緒した山田監督は「志村さんとは違うゴウちゃん。沢田研二さんならば、別なゴウちゃんの魅力を引き出してくれると確信しています」とおっしゃっております。周りを包み込む暖かい色気、唯一無二の感性を持ち合わせた沢田研二さんと、新たな『キネマの神様』を描いていきたいと思います。

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