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鈴木亮平、西郷隆盛から近藤勇で27キロ減量 大河撮影中のオファーに「悩んだ」

 歴史小説家・司馬遼太郎さんの名著で、人気グループ・V6岡田准一が土方歳三役で主演する映画『燃えよ剣』(5月22日公開)に近藤勇役で出演する鈴木亮平。きょう29日に37歳の誕生日を迎えたことを記念して、彼の役作りへの姿勢、撮影現場での振る舞いなどに迫る。

映画『燃えよ剣』で近藤勇を演じる鈴木亮平(C)2020「燃えよ剣」製作委員会

映画『燃えよ剣』で近藤勇を演じる鈴木亮平(C)2020「燃えよ剣」製作委員会

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 同作は1962年から64年にかけて『週刊文春』にて連載され、66年には映画化とテレビドラマ化された。その後も計3度のドラマ化、舞台化なども実現し、新選組ファンの心をつかんできた。新選組局長・近藤勇は、大河ドラマだけでも『三姉妹』(1967年)で瑳川哲朗、『竜馬がゆく』(68年)で森幹太さん、『徳川慶喜』(98年)で勝野洋、『新選組!』(04年)で香取慎吾、『龍馬伝』(10年)で原田泰造など多くの俳優たちが演じている。

 鈴木は、ドラマ『天皇の料理番』では佐藤健演じる主人公・秋山篤蔵の兄・周太郎を演じるために20キロの減量。大河ドラマ『西郷どん』では1年以上かけて25キロ増量をし、さらに西郷隆盛のあとの近藤役のために27キロ減量するなど、ストイックな役作りに取り組んでいる。

 本作のオファーが届いたときは「まだ大河ドラマをやっている最中で、幕末の逆サイドの立場の人を演じていたので、少し悩みました」とするも「(近藤勇役を)すごくやりたいという気持ちもあってお受けしました」と出演に踏み切った経緯を明かす。近藤については「あの3人(土方、近藤、沖田総司)の中では普通の人だったかもしれないけど、やっぱり人から好かれていて。リーダーは近藤さんじゃなきゃいけないという“男らしさ”と、人間力や弱さ、そういうものを全部含めて、最終的にチャーミングな人になれば良いなと思い演じていました」と話す。

 撮影現場で、近藤勇を演じる上で大切にしたことは新選組に連帯感を持たせることだったと振り返り「“連帯感を持つ”ということ、“隊士から愛される”ということが重要だと思ったので、普段よりも共演者のかたそれぞれとたくさん食事に行ったりする機会が多かったです」と振る舞いも意識。「監督から怒られて落ち込んでいる役者がいたら、みんなで部屋に行って飲もうとか。新選組を演じた役者同士での助け合いや繋がりは、良いように作用しているんじゃないかと思います」とカメラが回らないところでも“局長”として存在していた。

 新選組発足、池田屋事件、戊辰戦争、そして土方との別れ…。多くの名優たちが演じてきた近藤勇を体作りから入り込んだ鈴木がどう表現しているのかに注目したい作品だ。

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  • 映画『燃えよ剣』で近藤勇を演じる鈴木亮平(C)2020「燃えよ剣」製作委員会
  • 映画『燃えよ剣』で近藤勇を演じる鈴木亮平と芹沢鴨役の伊藤英明(C)2020「燃えよ剣」製作委員会
  • 映画『燃えよ剣』で近藤勇を演じる鈴木亮平(C)2020「燃えよ剣」製作委員会

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