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丸山桂里奈、福島第一原発での勤務思い出し涙 渡辺謙が演じる吉田元所長「乗り移っていた」

 元女子サッカー日本代表の丸山桂里奈と俳優の佐藤浩市が23日、都内で行なわれた映画『Fukushima 50』(3月6日公開)黒板アートお披露目イベントに出席。丸山は東京電力のサッカーチームに所属していた時に福島第一原発で働いていたそうで、当時の思い出を振り返った。

映画『Fukushima 50』黒板アートお披露目イベントに出席した丸山桂里奈

映画『Fukushima 50』黒板アートお披露目イベントに出席した丸山桂里奈

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 東日本大震災により発生した原発事故の現場に残った名もなき作業員たちは、世界のメディアから“Fukushima 50”(フクシマフィフティ)と呼ばれていた。世界中が見守っていた現場で何が起きていたのか。東日本全体へ危機が迫る中、死を覚悟して残った職員たちの知られざる“真実”を描かれる同作。佐藤浩市は原子炉から最も近い中央制御室を指揮する1・2号機当直長の伊崎利夫さん、渡辺謙が福島第一原発所長だった吉田昌郎さん(故人)を演じる。

 丸山は『東京電力女子サッカー部マリーゼ』に所属していた当時、上司が吉田元所長だったという。その時を振り返り「吉田所長がユニット所長だった。私は所長付きで働いていてお茶を配ってました。よく『お茶がおいしいね』って言ってもらっていた」と懐かしんだ。

 映画の感想を問われると、「最初の『Fukushima 50』って(タイトル)が出た時から涙が出て、ほとんど目が開かないまま終わったんですけど…」とつぶやくと、即座に佐藤が「見てねえじゃねえか!」とツッコミ。それでも丸山はペースを崩すことはなく「自分が働いてた職場、ずっと福島で見たことある光景が出てきて、映画に入り込んだくらいの勢いで観させていただきました」と冷静に感想を語っていた。

 この日、『日学・アート黒板甲子園2019』で最優秀賞に輝いた福島県・会津学鳳高校美術部が、映画をモチーフに約6時間かけて黒板アートを制作。作品がお披露目されると、あまりのリアルさに佐藤が「これがチョークだっていうのが信じられないような色味の使い方。びっくりしちゃう」と感激していると、丸山は「どっちが佐藤浩市さんかなって思うくらい!」と発言し、報道陣も爆笑。佐藤は苦笑いを浮かべていた。

 続けて丸山は「脳みそ半分くらいは吉田所長との思い出が多い。発電所で働いていた時、サッカーのことを応援してくれていた」と吉田所長と一緒に過ごした日々を回顧。今回の映画を観た時は「渡辺謙さんが吉田さんに見えました。肌質もほとんど同じ。それくらい乗り移っていた。思い出しても毛穴が広がっちゃうくらい」と独特の“丸山節”で演技を絶賛していた。

関連写真

  • 映画『Fukushima 50』黒板アートお披露目イベントに出席した丸山桂里奈
  • 会津学鳳高校美術部員が製作した黒板アート=映画『Fukushima 50』黒板アートお披露目イベント
  • 映画『Fukushima 50』黒板アートお披露目イベントに出席した佐藤浩市
  • 会津学鳳高校美術部員と(前列左から)丸山桂里奈、佐藤浩市=映画『Fukushima 50』黒板アートお披露目イベント

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