漫画やアニメ、ゲームなどと並び、日本を代表するポップカルチャーの一角として、海外でも広く認知されているコスプレ。本日もフィギュアの祭典『ワンダーフェスティバル2020[冬]』が幕張メッセで開催中、コスプレエリアも大盛り上がりとなっている。こちらの記事では、東京・池袋東口エリアで定期的に実施しているコスプレイベント『acosta!（アコスタ）』で見つけた、魅力溢れるコスプレイヤーたちを紹介。衣装制作でこだわったポイントなども聞いてみた。

　『Fate/Grand Order(以下、FGO)』の宮本武蔵に扮する杣雪虫(そまゆきむし)さんは、今回の衣装に限らず、コスプレ衣装はすべて自作で用意しているという。その理由を聞いてみると、「自分のスタイルにぴったりの衣装を用意できるから…というのもありますが、単純に衣装を作ることが好きなんです。ただ着るだけでなく、衣装制作に費やす時間も含めて“コスプレ”だと思っているので、衣装は毎回、自分で作るようにしています」と話してくれた。

　最近では、完成した時点で満足してしまい、ずっと飾ったままの衣装も増えてきたそうで、「せっかく作ったからには、それを着てイベントに参加したいんですけど、次の衣装を作っているうちに旬が過ぎ、併せをするタイミングも逃してしまうことが多くて…。とはいえ、一度も袖を通さずに飾っておくのはもったいないので、機会を見つけて、少しずつ消化していこうと思います」とのこと。

　ちなみに、今回の武蔵のコスチュームは、数年前に作った衣装をアレンジしたものだそうで、杣雪虫さんにとっても愛着のある1着だという。こだわったポイントを聞いてみたところ、「着物の各部位に柄を付け足しました。こうやって改良を加えながら、これからもずっと着続けていきたいです」と話してくれた。

　同じく、『FGO』のエレシュキガルに扮して参加していたしょこらさんは、昨年末の『コミックマーケット97』で初めてコスプレに挑戦したという超・初心者レイヤー。コスプレには前々から興味があったらしく、「せっかく参加するからには日本最大級のイベントで…」と思い立ち、東京ビッグサイトに足を運んだそうだ。

　エレシュキガルの他、『新世紀エヴァンゲリオン』の綾波レイや、ボーカロイドの初音ミクといった人気キャラクターのコスプレにも挑戦したことがあるそうで、今後の目標を聞いてみたところ、「これからもっと、いろんなイベントに参加して、コスプレのバリエーションを増やしていきたいです！」と答えてくれた。

取材・文＝ソムタム田井

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