銀行の“雑用係”が悪に挑む! 俳優の高橋克典が主演する、銀行ミステリー第3
弾『庶務行員・多加賀主水(たかが・もんど)』が17日(後9:00〜11:05※野球中継が延長した場合は変更あり)、テレビ朝日系で放送される。本作で鍵となるのは、歴代の頭取の間で代々引き継がれてきた“頭取の手帳”。重大な秘密が記されている手帳が盗まれ、地元商店街にも魔の手が忍び寄る巨大な陰謀を、主水が暴いていく。主演の高橋、相棒役を演じる夏菜に、「多加賀主水」シリーズの魅力について話を聞いた。
――『庶務行員・多加賀主水』シリーズ化への手応えは?
【高橋】大枠は同じでも第1弾、第2弾、そして今度の第3弾と、いろいろ変わっている部分もあって。例えば、江上剛さんの原作に、もともとアクションシーンが描かれていたのですが、第1弾ではあえてカットしたんです。でも、第2弾では入れることにしました。
前作のとき、アクションが唐突に思われるのではないかと心配していたのですが、不思議なことに視聴者の方からは一切そういう意見がなかったんですよね。すんなり楽しんでくださって…。おそらくみなさん、昭和時代に独創性のある作品をかなりご覧になってきたんじゃないかな(笑)。そう考えると、これも日本らしさのひとつ。踏襲しようと思って、第3弾もアクション、頑張りました(笑)。
実は、多加賀主水のキャラクターも微妙に変わってきています。僕は常に、隙あらばいろいろ変えていきたいと思っているので、夏菜さんが芯になって安定感を出してくださっています。
【夏菜】そんな! 私は勝手に“相棒”役をやらせてもらっている感覚です。克典さんとは私のデビュー作から共演させていただいて…。あの頃から、私にとって克典さんは常にかっこよくて、師匠であり、お兄さんであり、すごく安心できる存在。とてもリラックスして演じさせていただいています。
――夏菜さんが思う『多加賀主水』シリーズの魅力は?
【夏菜】昔ながらの懐かしい感じがするドラマだと思います。主水さんは刑事ではないですが、“ヒーロー刑事もの”という趣きで、前作に続いて、今回も克典さんの殺陣がみどころ。多加賀主水が悪を成敗してくれる、古き良き“ヒーロー感”がこの作品の良さかなと思います。
――平成元年生まれの夏菜さんがそう言ってますが。
【高橋】古き良き“ヒーロー感”って、時代のはるかかなたに置いてきてしまったような存在でもあると思うんです。いま、一人ひとりが主役になれる時代でしょう。憧れるヒーロー像も細分化されてきているから、たくさんの人の心を掴むヒーローがなかなか生まれにくくなってますよね。
そうは言っても、前作の『多加賀主水』の唐突なアクションを、自然と受け入れて、楽しんでくださる視聴者の方々もまだまだたくさんいらっしゃる。2時間ドラマ枠が少なくなっていく中、“昭和っぽい”ドラマのニーズがあるなら、僕のアクションも無駄ではないかな、という思いがあります。
【夏菜】若い世代が2時間ドラマを見なくなっている、というのは私も実感としてあります。でも、You Tubeで見て楽しい動画と2時間ドラマは全く違う娯楽だと思うんです。私もYouTuberとしてネット発信もやっていますが、2時間ドラマのお仕事も楽しいですし、作品として観て、懐かしさもあるし、単純に面白くて、なぜか落ち着いた気持ちで観られる。年齢問わず、多くの方に観て楽しんでいただきたいというのは、出演者としては、You Tubeもテレビドラマも同じです。
――今後の展望はありますか?
【高橋】原作者の江上さんは元銀行員なので、作品にはリアルな面白さがあります。先日、消費税が10%になったばかりで銀行員のみなさんはてんやわんやでしょうし、今後、銀行を舞台にしたミステリーはますます面白いものが作れるのではないか、と思っています。
本作でも描いていますが、銀行にはヤバイ話から面白エピソード、いい話まで大小さまざまなネタがある。これからも“ビジネスもの”としての雰囲気を携えつつ、皆さんが気軽に楽しめるエンターテインメント作品として育てていけたらと思っています。
※11月17日に急きょ『世界野球プレミア12 決勝 日本×韓国』(11月17日 後6:34〜9:00※延長あり)が放送されることになり、野球中継が延長された場合、放送時間等が変更になる場合があります。(11月16日追記)
弾『庶務行員・多加賀主水(たかが・もんど)』が17日(後9:00〜11:05※野球中継が延長した場合は変更あり)、テレビ朝日系で放送される。本作で鍵となるのは、歴代の頭取の間で代々引き継がれてきた“頭取の手帳”。重大な秘密が記されている手帳が盗まれ、地元商店街にも魔の手が忍び寄る巨大な陰謀を、主水が暴いていく。主演の高橋、相棒役を演じる夏菜に、「多加賀主水」シリーズの魅力について話を聞いた。
――『庶務行員・多加賀主水』シリーズ化への手応えは?
【高橋】大枠は同じでも第1弾、第2弾、そして今度の第3弾と、いろいろ変わっている部分もあって。例えば、江上剛さんの原作に、もともとアクションシーンが描かれていたのですが、第1弾ではあえてカットしたんです。でも、第2弾では入れることにしました。
前作のとき、アクションが唐突に思われるのではないかと心配していたのですが、不思議なことに視聴者の方からは一切そういう意見がなかったんですよね。すんなり楽しんでくださって…。おそらくみなさん、昭和時代に独創性のある作品をかなりご覧になってきたんじゃないかな(笑)。そう考えると、これも日本らしさのひとつ。踏襲しようと思って、第3弾もアクション、頑張りました(笑)。
実は、多加賀主水のキャラクターも微妙に変わってきています。僕は常に、隙あらばいろいろ変えていきたいと思っているので、夏菜さんが芯になって安定感を出してくださっています。
【夏菜】そんな! 私は勝手に“相棒”役をやらせてもらっている感覚です。克典さんとは私のデビュー作から共演させていただいて…。あの頃から、私にとって克典さんは常にかっこよくて、師匠であり、お兄さんであり、すごく安心できる存在。とてもリラックスして演じさせていただいています。
――夏菜さんが思う『多加賀主水』シリーズの魅力は?
【夏菜】昔ながらの懐かしい感じがするドラマだと思います。主水さんは刑事ではないですが、“ヒーロー刑事もの”という趣きで、前作に続いて、今回も克典さんの殺陣がみどころ。多加賀主水が悪を成敗してくれる、古き良き“ヒーロー感”がこの作品の良さかなと思います。
――平成元年生まれの夏菜さんがそう言ってますが。
【高橋】古き良き“ヒーロー感”って、時代のはるかかなたに置いてきてしまったような存在でもあると思うんです。いま、一人ひとりが主役になれる時代でしょう。憧れるヒーロー像も細分化されてきているから、たくさんの人の心を掴むヒーローがなかなか生まれにくくなってますよね。
そうは言っても、前作の『多加賀主水』の唐突なアクションを、自然と受け入れて、楽しんでくださる視聴者の方々もまだまだたくさんいらっしゃる。2時間ドラマ枠が少なくなっていく中、“昭和っぽい”ドラマのニーズがあるなら、僕のアクションも無駄ではないかな、という思いがあります。
【夏菜】若い世代が2時間ドラマを見なくなっている、というのは私も実感としてあります。でも、You Tubeで見て楽しい動画と2時間ドラマは全く違う娯楽だと思うんです。私もYouTuberとしてネット発信もやっていますが、2時間ドラマのお仕事も楽しいですし、作品として観て、懐かしさもあるし、単純に面白くて、なぜか落ち着いた気持ちで観られる。年齢問わず、多くの方に観て楽しんでいただきたいというのは、出演者としては、You Tubeもテレビドラマも同じです。
――今後の展望はありますか?
【高橋】原作者の江上さんは元銀行員なので、作品にはリアルな面白さがあります。先日、消費税が10%になったばかりで銀行員のみなさんはてんやわんやでしょうし、今後、銀行を舞台にしたミステリーはますます面白いものが作れるのではないか、と思っています。
本作でも描いていますが、銀行にはヤバイ話から面白エピソード、いい話まで大小さまざまなネタがある。これからも“ビジネスもの”としての雰囲気を携えつつ、皆さんが気軽に楽しめるエンターテインメント作品として育てていけたらと思っています。
※11月17日に急きょ『世界野球プレミア12 決勝 日本×韓国』(11月17日 後6:34〜9:00※延長あり)が放送されることになり、野球中継が延長された場合、放送時間等が変更になる場合があります。(11月16日追記)
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2019/11/15