人気グループ・King ＆ Princeの平野紫耀（22）、女優の橋本環奈（20）が7日、都内で行われた映画『かぐや様は告らせたい 天才たちの恋愛頭脳戦』（9月6日公開）完成披露試写会に登壇した。今作で初共演となる平野の印象について橋本は「このまんまです。テレビで皆さんが見ている印象と同じ。ところどころで天才的な部分が…基本すごく変わってる」と天然キャラでおなじみの平野の素顔を告白。「言い方変えないで！天才でいいじゃん！」と反発する平野が「変わってる方の天才？」と確認すると「そういうことですね」と苦笑した。

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　原作は2015年6月から『週刊ヤングジャンプ』（集英社）で連載が始まり、単行本の累計部数は700万部を突破。天才が集う秀知院学園を舞台に、生徒会で出会った橋本演じる副会長・四宮かぐやと平野演じる会長・白銀御行（しろがね みゆき）の恋愛における駆け引きを“頭脳戦”として描く“頭脳戦ラブコメ”。互いに引かれあっているはずだが、プライドが高くて素直になれず、“いかに相手から告白させるか”を考える2人の姿が描かれる。

　具体的には「よく良い間違えをする。だいたい、せりふを間違えると気づくんですけど、この方は全然気づかない…。生徒会4人でのシーンが多くて、私たちがクスクス笑っちゃうじゃないですか。カットかかった瞬間に『なんで笑ってるの？』みたいな」と橋本。これに平野は「僕がせりふしゃべっている時にポカンとしてるから『お芝居しないの？』みたいな…後々考えると僕が悪かった」と素直に反省モード。

　すると他のキャストからも次々に平野の“天才”エピソードが。M!LKの佐野勇斗（21）は「（自分の役名が）石神っていうんですけど、『おい、石神』というせりふで、なにを思ったのか『おい、アラタケ』って呼ばれた」と話すと、平野は「アラタケさんは音声さん。直前までマイクを直してもらってて『アラタケさん、ありがとうございます』って気持ちでお芝居したら、そのままアラタケさんでてきちゃった…」と想像の斜め上をいく説明で会場の笑いを誘う。

　さらに浅川梨奈（20）は現場でいくつもホッカイロを貼っていると「『ひあがりなの？』って。寒がりと冷え性がまざちゃって…平野語録が増えていく感じなんです」と苦笑し、橋本も「こういう場で話そうと思うんですけど、毎日積み重なりすぎて」と更新され続ける平野ワールドに唖然。「自覚ないんですよ。言葉が自分のなかで（言葉が）出てきちゃうんです。どれを言おうかと思ってるんですけど合体しちゃう」と弁解する平野は「みんなからこんなに言われると思わなかったので足の指がしびれてきた」とまたも独特のワードチョイスで、さすがの橋本も「どうゆうこと？」とお手上げ状態に。

　また、タイトルにちなみ『告られたい』『告らせたい』かを聞かれた平野は「告りたいですね〜。自分のなかで男として、告白するなら男からいくもんじゃないかな」とキッパリ。一方で橋本が「告りたいです。告られてもいいです。私の方からって必要はないんです。だって、告らせたいと告られたいって違う。特定の人物を告らせたいのか、特定でなく告られたいのか、違うと思いません？」と持論を展開。すると、平野は「あ、“言葉遊び”がね！」と勝手に納得。

　橋本は「別に遊んでるわけじゃない」と返しに戸惑いつつも「ニュアンスが違うなと思って…」と続けるも平野はイマイチ、ピンときていなかったのか橋本の後ろでなにやら佐野とヒソヒソ。司会者からツッコまれ、「女優さんと俳優さんってすごいなと思うのが、言葉のチョイスで意味合いが変わると気づくというのがやっぱりリスペクトしますね」と純粋に感動する平野だったが「でも勇斗に相談しても『何言ってるの？』って言われました」と首をかしげていた。

　この他、池間夏海（17）、堀田真由（21）、ゆうたろう（21）、河合勇人監督が参加した。