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【なつぞら】北海道・十勝のシーンを彩った音楽 橋本由香利氏が語る聴きどころ

 NHKで放送中の連続テレビ小説『なつぞら』(月〜土 前8:00 総合ほか)。ヒロイン・なつ(広瀬すず)が、「漫画映画をやってみたい」という本心を打ち明け、第8週(20日〜25日)から物語の主な舞台は北海道から東京へ移っていく。「音楽もなつと一緒に北海道〜東京と、ダイナミックにサウンドを変化させながら作っていきます」と語るのは、劇中音楽を担当する橋本由香利氏。北海道編の音楽について解説した。

連続テレビ小説『なつぞら』劇中音楽を担当している橋本由香利氏

連続テレビ小説『なつぞら』劇中音楽を担当している橋本由香利氏

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 『なつぞら』は、幼少時に戦争で両親を失ったなつが、北海道・十勝の酪農一家・柴田家に引き取られ、大自然と開拓者精神あふれた強く、優しい大人たちのもとで成長。アメリカではやっていた“絵が動く”漫画映画の魅力を知り、アニメーションの世界に飛び込んでいく物語。

 現在、北海道・十勝でのシーンで流れたインストゥルメンタル楽曲を集めた楽曲集(オリジナルサウンドトラック【北海道編】)がダウンロード配信中。なつをイメージして作られた「なつの空 〜なつのテーマ?」、十勝の大自然を想起させる「北の大地に生きる」、コーラスのフレーズが印象的な「みんな、空の下」など、劇中でも印象に残る楽曲が計27曲あり、聴けば『なつぞら』の数々のシーンが思い出されるに違いない。

 橋本氏は、『3月のライオン』『おそ松さん』『多田くんは恋をしない』『ユリ熊嵐』など、多数のテレビアニメで音楽を手がけてきたことでも知られる。『なつぞら』北海道編の音楽については、「雄大な北海道の景色、そしてなつを取り巻く人々の温かさや優しさを音で表せるような曲を作ることを考えました」。

 具体的には「ホルン、色々な種類の笛、デジュリドゥというオーストラリアの民族楽器、なつのアニメーターになる夢の象徴であるオルゴールの音と弦楽器、そして心の声になる歌声、アコースティックで温もりのあるサウンドを目指して」曲を作っていったという。

 「動物をモチーフにした」コミカルな曲もあり、「ユーモラスで、ときにはバカバカしさもあり、シリアスなシーンの息抜きになるといいなと思って作っています」と明かす。サウンドトラックで「本編では流れなかったパートを余すことなく聴いていただいて、心に残るせりふやたくさんのシーン、十勝の風景を思い出していただけたらうれしいです」と話している。

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  • 連続テレビ小説『なつぞら』劇中音楽を担当している橋本由香利氏
  • NHK連続テレビ小説「なつぞら」オリジナル・サウンドトラック【北海道編】配信中

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