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平成最後の『ビフォーアフター』魔裟斗&渚コンビが大活躍

 ABCテレビ・テレビ朝日系で28日、『大改造!!劇的ビフォーアフター SPECIAL』(後6:56〜8:54)が放送される。久しぶりのリフォーム物件は「ほぼ外で寝る家」。MCは所ジョージ、ゲストは谷原章介高橋真麻が出演する。

4月28日放送、『大改造!!劇的ビフォーアフター SPECIAL』(左から)谷原章介、所ジョージ、高橋真麻(C)ABCテレビ

4月28日放送、『大改造!!劇的ビフォーアフター SPECIAL』(左から)谷原章介、所ジョージ、高橋真麻(C)ABCテレビ

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 今回の物件は、山梨県富士吉田市のW家(依頼人は長女53歳、次女50歳)。この家に住む依頼人の父(82歳)は、昨年の春、腰に痛みを覚え、一時的に車椅子の生活を余儀なくされるなど、歩行が不自由に。またもう一度自分の足で趣味の登山をしたいとリハビリを続け、今は杖を使って歩けるほどに快復した。そんな父が暮らすのは、一面木枠のガラス戸で覆われた、見るからに寒そうな古い家。

 築55年の鉄筋コンクリート造二階建て。今は一階だけで生活している。玄関を入ってすぐにある土間は、広さが十畳もあり、無駄に広い。実はこれには訳が。ここ富士吉田市は、昔から織物業がさかんな町。この土地で、W家は布団や綿を売る商売をしていたのだ。

 先代の父が50歳の若さで亡くなり、父は17歳で跡を継ぐことに。23歳の時に当時はまだ珍しかった布団を作って売る店を始めるために、借金をして150万円の綿打ち機を購入。当時の大卒の初任給が1万5000円ほどだったので、相当な覚悟がいったという。そして27歳の時に、今の家を建て結婚。4人の子どもを育てるために、朝8時から夜10時まで毎日工場で働きづめだった。子どもたちが成長した40代になってようやく登山やハーレーなどの趣味を楽しめる余裕ができたという。

 しかし17年前、共に店を切り盛りしてきた妻が亡くなり廃業。広い土間は布団店の名残だったのだ。店を閉めた時から人の出入りはなくなり、当時使っていた綿を打つ機械がそのまま残されている。そんな父を悩ませるのは、家の中の寒さ。富士山麓にある富士吉田市は、標高700メートル以上の高地。雪も多い寒冷地で最低気温がマイナス10度を下回ることも。55年前に建てた時からずっと使っている木製サッシの隙間から冷たい風が吹き込み、凍える土間と部屋の間には障子が一枚だけ。寝室にしている八畳間も、まるで外で寝ているのと変わらないほどの厳しい寒さが高齢になった父を苦しめていた。

 さらに寝室からトイレまで10メートルもあり、毎晩必ず3回は往復するという。手すりがあるとはいえ、足腰が弱った体には過酷だ。ほかにも、お風呂は脱衣所がなく、小さな浴槽の横に洗濯機が置かれた、狭い洗い場には、すのこが腐ってなくなり、排水溝がむき出しに。父は家の風呂には入らず、往復20分歩いて銭湯に通っている。

 このままではあまりにも心配と、見かねた東京に住む娘たちが番組にリフォームを依頼してきたのだった。足腰に不安を抱えた父が、また好きな山登りができるくらい元気になるよう、安心して住める家にしたい。そんな娘たちの“親孝行リフォーム”に応えようと、立ち上がったのが“森の木の代弁者”こと、リフォームの匠、松永務氏。そして、ビフォーアフター工務店の子弟コンビ、元K-1世界チャンピオンの魔裟斗と、お笑い芸人の尼神インター)。

 魔裟斗と渚のコンビと言えば、「親方!」「魔裟斗!」の掛け合いで、親子10人大家族の家のリフォーム(2018年4月15日放送「洗濯機を3台回す家」)や、父親が愛する娘と妻のために購入した築44年になる団地の一室の低予算リフォーム(18年9月23日放送「何もかも古い家」)などで大活躍。

 渚は元大工の経験を生かしてあらゆる工具を自在に操り、現場をけん引してきた。そんな“渚親方”の厳しい指導で、大工仕事の経験がない魔裟斗も急成長。前回は、元配管工の経験を生かし、給排水の工事を手際よくこなしていた。

 今回、渚は棟梁の指導の下、“溝切り”“ホゾ付け”などの、より高度な技に挑戦。さすがの渚親方も「難易度高すぎねんけど!」と悲鳴を上げるが……。一方、魔裟斗も元解体工の経験を生かし、老朽化した布団工場の解体を一手に引き受ける。しかし、初めて見る機械も多く、固まった綿を柔らかくするローラーに触れては「剣山みたいだ。なんに使うんだ?」と戸惑うひと幕も。こうした廃品の機械の部品が意外にもリフォームに役立つ可能性もあり、魔裟斗は匠と共にリフォームのアイデアに頭をひねらせる。

 この子弟コンビの名物といえる掛け合いも絶好調。渚親方から魔裟斗に「柱押さえといて!」などと怒号が飛び交う。狭い天井の中に断熱材を押し込む作業も魔裟斗が挑戦。渚は「隙間ないようにしてや!」と指示。魔裟斗は「けっこう狭い…」と大きな体を天井に押し込み、作業をする。

 ほかにも、依頼者の父が元気だった頃の、ハーレーに乗っていた写真を見つけた渚が、ヤンキー目線で「メンチ切ってる!」などとツッコミを入れたり、最新のバリアフリーの手すりに「なにこれ!」と驚きの声を挙げたりと、いつになくにぎやかでアットホームな雰囲気も漂っていた。

 これまで以上に息の合ったコンビネーションを発揮して、匠をサポートした2人。渚が職人顔負けの活躍を見せれば、魔裟斗も浴槽を一人で運ぶなど、力仕事でも貢献。人手も限られる中、元工場のリフォームという大掛かりな作業を見事達成させる。

 「みんなで頑張って作ったので」と胸を張る魔裟斗は、渚親方と共に、完成した家で依頼者家族を出迎えて、リフォームの全容を解説する。渚も「お父さん、こっち見て!」と、苦労した箇所を楽し気に披露。我が家の想像を超えた劇的な変貌ぶりに、82歳の父親は感動のあまり思わず絶句、親孝行リフォームを依頼した娘たちも感激の涙を流す。

 スタジオでも、魔裟斗と渚の活躍ぶりに、「いい仕事してました」(高橋)、「素晴らしい!」(谷原)、「まさにビフォーアフター工務店。もう格闘家と漫才師には見えない」(所)と称賛の声が上がっていた。

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  • 4月28日放送、『大改造!!劇的ビフォーアフター SPECIAL』(左から)谷原章介、所ジョージ、高橋真麻(C)ABCテレビ
  • ビフォーアフター工務店の魔裟斗が大活躍(C)ABCテレビ
  • 高度な技にも挑戦した“親方”渚(尼神インター)(C)ABCテレビ

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