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【まんぷく】安藤サクラが明かす、父・奥田瑛二の出演秘話

 NHKで放送中の連続テレビ小説『まんぷく』(月〜土前8:00 総合ほか)。2日放送の第22週・第127回では、元食糧庁長官の衆議院議員・土井垣役で俳優の奥田瑛二が出演。奥田は、本作のヒロイン・福子を演じる安藤サクラの父親でもある。土井垣と面会したのは、萬平(長谷川博己)と世良(桐谷健太)の2人だけで、父娘の共演のシーンはなかったが、安藤は、事前に「親子で出ることについてどうですか?」と、プロデューサーから相談があったことなどを、番組ホームページの「福ちゃん通信」(VOL.22)で明かしている。

連続テレビ小説『まんぷく』第22週・第127回に元食糧庁長官の衆議院議員・土井垣役で出演した奥田瑛二(C)NHK

連続テレビ小説『まんぷく』第22週・第127回に元食糧庁長官の衆議院議員・土井垣役で出演した奥田瑛二(C)NHK

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 萬平と福子が発明した即席ラーメンだったが、「まんぷくラーメン」の大ヒットにより、体に悪そうな粗悪品が数多く出回ってしまったことで心を痛めていた福子。「これでまんぷくラーメンのひとり勝ちだ」と我を忘れて喜んでいた萬平も大切なことを思い出して、「まんぷくラーメン」の製造方法を公開することを決める。そんな「萬平さんを助けて欲しい」と福ちゃんに頼まれた世良は、人脈を使って土井垣と面会する約束を取りつけてくれたのだ。

 料亭で萬平の考えを聞いた土井垣は、即席ラーメン製造販売の許可が得られる協会を作ることを提案。ただし、協会に入った者には「まんぷくラーメン」の製造方法を無償で使わせること。受け入れるなら、力を貸すと約束した。

 “親子出演”について安藤は「福田さんは、父を一俳優として見て、適役だと思って書いてくださったと思いますし、『まんぷく』を作っている方々が『奥田瑛二で』とおっしゃるのなら、私が意見を言うことではないと思いました。ただ、親子で出るということは、私にとっても作品にとってもリスクはあると感じていました。というのは、私たちがそれぞれしっかり演じないと『親子』に見えてしまって、見ている方も物語に集中できなくなるのではないか」と、複雑な心境があったことを告白。

 一方で、奥田の出演を「家族はとても喜んでいました。お正月明けてすぐの撮影だったのですが、父はお正月の間、たぶん、『まんぷく』のことで頭がいっぱいだったと思います。『オレはちょっと散歩に出て、まんぷくのせりふを・・・』と言っていましたから」。撮影当日の様子も「撮影に入る直前は父も私も緊張していたので、私はあえて見ないようにしました。父は孫をめでてから撮影に入っていました」と明かしている。

 実は、萬平役の長谷川と奥田は、これまでにも共演歴があり(BSプレミアム『獄門島』やフジテレビ『誘拐ミステリー超傑作 法月綸太郎 一の悲劇』では親子役を演じた)、安藤も「2人の特別な縁を私も感じていましたし、今回、私が長谷川さんとご一緒すると決まった時も、父との縁を感じました。父は『とても楽しかった。本当にいい時間を過ごせた』と言っていました」と、つづっている。

 “親子”に見えてしまって、物語に集中できなくなるのではないか、という安藤の心配は杞憂に終わったのではないだろうか。

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  • 連続テレビ小説『まんぷく』第22週・第127回に元食糧庁長官の衆議院議員・土井垣役で出演した奥田瑛二(C)NHK
  • 面会したのは萬平(長谷川博己)と世良(桐谷健太)だけだった(C)NHK

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