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田中裕子、『anone』高評価で年間「助演女優賞」受賞 「まためぐり会わせてもらえる作品を楽しみに」【2018 年間ドラマ賞】

 オリコンのエンタテインメントビジネス誌『コンフィデンス』が主催し、有識者と視聴者が共に支持する質の高いドラマを表彰する「コンフィデンスアワード・ドラマ賞」が2018年の年間大賞を発表。「助演女優賞」は、脚本・坂元裕二×監督・水田伸生による日本テレビ系連続ドラマの常連で、前2作(10年4月期『Mother』、13年7月期『Woman』)に続き、新作『anone』にも出演した田中裕子が受賞した。

『anone』(日本テレビ系)で、温かみのある演技で主演の広瀬すずをアシストした田中裕子 (C)日本テレビ

『anone』(日本テレビ系)で、温かみのある演技で主演の広瀬すずをアシストした田中裕子 (C)日本テレビ

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 広瀬すずが10代最後の連ドラとして主演した本作は、広瀬演じる家族を失い社会からもはぐれてしまい、生きる方法さえ見失ってしまった少女・ハリカが、1人の老齢の女性と出会うところから始まる物語。田中はその女性=林田亜乃音を演じた。

 亜乃音は、1年前に他界した夫が自営の印刷所で製造していた「ニセ札」を発見したことから人生が一変。ニセ札をきっかけにハリカや青羽(小林聡美)、持本(阿部サダヲ)ら複雑な事情を抱えるワケありな面々と出会い、共同生活を送ることになるが、そういったなかで自身も15年前に家出した娘との関係など、長らく置き去りにしていた問題と向き合っていくことになる。

 本作では、血のつながりのない他人同士が本物の家族、娘のような絆を築いていく様子が印象的に描かれたが、田中は何気ない日々の暮らしを懐の深い演技で体現。「生きる上で大切なものは何か?」「真実の愛は何か?」という核となるメッセージを伝えるうえで重要な役割を果たし、有識者からは「もはや人間国宝にしたいレベル」(岡室美奈子氏/早稲田大学演劇博物館館長・早稲田大学文学学術院教授)、「ただそこにいるだけで『anone』の世界観を体現。若手を穏やかに包み込むような演技は、技術以上の価値があった」(木村隆志氏/コラムニスト、コンサルタント)との声が上がった。なお、田中の受賞コメントは以下のとおり。

◆助演女優賞:田中裕子
年間大賞に選んでいただき、ありがとうございました。
まためぐり会わせてもらえる作品を楽しみに。
日々過ごしていきたいと思います。

※「コンフィデンスアワード・ドラマ賞」とは
オリコンのグループ会社oriconMEが発行する、週刊エンタテインメントビジネス誌『コンフィデンス』が主催し、有識者と視聴者が共に支持する「質の高いドラマ」を表彰する賞。視聴者の評価は、『コンフィデンス』が毎週、約700名を対象に調査しているドラマ満足度調査「オリコンドラマバリュー」の累積平均データを使用。審査員の投票結果と合計したうえで、最終的には有識者による審査会で決定する。年間大賞については、19年1月11日の審査会で有識者投票によって7部門を決定。


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提供元:CONFIDENCE

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