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中村&渡邉、2人の“蒼”が「かけ子」と「受け子」に ドラマ撮影は順調

 2018年に日本最大の多摩少年院に入院した少年の理由は、「詐欺」が「窃盗」を抜き、第1位となった。2003年頃に始まり、15年が経つ“振り込め詐欺”の被害は、毎日1億円。しかし、この数字は、氷山の一角だと言われている。そんな詐欺を働く若者たちの姿を複数の事実を基にドラマとドキュメントで紡ぎ出す、NHKスペシャル『詐欺の子』が3月23日(後9:00〜※90分)、総合テレビで放送される。名古屋放送局で収録中の出演者が、経過を語った。

 「かけ子」のリーダー・大輔を演じる中村蒼(あおい)は「これまで特殊詐欺を意識したことはなかったのですが、いつ自分や自分の周りに振りかかってきてもおかしくないほど身近に潜んでいるものだと感じています。この作品は複数の事実を基に作られたドラマですので、きっと説得力のある内容になっていて、見てくださった皆さんの心に何かひっかかる作品になっていると思います」と手応えを感じている様子。

 犯罪意識がないまま「受け子」となり、逮捕されてしまう和人を演じるのは、もう一人の“蒼”。昨年の大河ドラマ『西郷どん』で西郷隆盛の幼少期・小吉を演じた渡邉蒼(あお)だ。「和人は僕と同じ14歳です。監督との演技の打合せでは、あまり詐欺について勉強をしたり台本を読み込みすぎず、リアルな14歳を演じてほしいと言っていただいて、いい意味であまり考えすぎずお芝居をしています。今回は、1シーンを1カットで撮影を行ったりしていて、演技ではなく本当に困ってしまった表情なども見ていただけると思います」と、アピールした。

 取材会にはほかに、遠山元宏役の長村航希、遠山の国選弁護士・河北孝一役のイッセー尾形、小山田光代役の桃井かおりが出席。

 NHK名古屋放送局制作部の吉永証チーフプロデューサーは「実際の詐欺事件を基にして、ドラマだけではなく詐欺に関わった人たちの証言も織り交ぜて、ドキュメンタリーも盛り込んだ新しいドラマを目指しています」。同じく川上剛氏は「実際の事件を基にしていて、詐欺の実行犯を逮捕した実際の現場でその時の様子を再現したり、実際に少年院での撮影も行っています。今、日本で何が起きているのかというリアリティーも伝えることができたらと思います」と、見どころを語っていた。

■あらすじ
 舞台は2019年の東海地方。一人暮らしの光代(桃井)に、娘をかたる女から電話がかかってきた。以前もだまされた経験のある光代は、警察に通報し捜査に協力。現れた「受け子」で14歳の和人(渡邉)の逮捕に貢献する。和人を送り込んだのは、幼なじみの「かけ子」の大輔(中村)と「見張り」の遠山(長村)。2人は詐欺を「老人の『死に金』を社会に還元する義挙」と信じ、巧みな嘘で話を持ち掛け、荒稼ぎを繰り返していた。和人の取調べが進み、遠山も逮捕される。二人の様子を伺うため、裁判所の法廷に傍聴しに行く大輔。するとそこに証人として光代が現れ、彼女の話を聞くうちに、大輔は自分が過去に行った詐欺で苦しむ被害者の心情を知る…というストーリー。



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