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『プラダを着た悪魔』のエミリーが、メリー・ポピンズになって帰ってきた

 ディズニー映画『メリー・ポピンズ リターンズ』(2月1日より公開中)で、メリー・ポピンズを演じているエミリー・ブラント(35)。英ロンドン出身で、2002年にイングランド南東部チチェスターにある劇場からキャリアをスタートさせたエミリーは、わずか4年後の06年公開の映画『プラダを着た悪魔』でハリウッド進出を果たすとともにブレイク。パリコレに行きたくて無茶なダイエットまでして頑張っていたのにそれがかなわなくて、それでも「私は仕事が好き」と言っていたエミリー(役名もエミリーだった)に、共感した女性は多かったのではないだろうか。そのエミリー・ブラントが、世界で最も有名な魔法使いの一人、メリー・ポピンズとして、再び同世代の女性たちに勇気や元気を与えてくれる。

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 「そう言ってもらえて、すごくうれしいです。『プラダを着た悪魔』で私のキャリアも一晩で変わってしまったわ。ちょっと意地悪なキャラクターでしたけど、演じていてとても楽しかったし、必死すぎてもはや笑えるくらいだったでしょう(笑)」とエミリー。

 『メリー・ポピンズ リターンズ』は、55年前に公開された映画『メリー・ポピンズ』(主演はジュリー・アンドリュース)の25年後、前作では子どもだったマイケルが大人になり、彼の3人の子どもたちを世話するためにメリー・ポピンズが再来。精神的にも金銭的にも追い詰められたマイケルが、メリー・ポピンズの魔法で“子どもの心”を思い出し、希望を取り戻していくストーリー。

 『プラダ〜』から10歳以上年をとったせいか、今の自分自身の生活にメリー・ポピンズを必要としていたかもしれない、と感想を伝えるとエミリーはニッコリ微笑んで「そうやって、私のキャリアと一緒に歩んでくださる方がいてくれるというのは、俳優としてこの上ない喜びだわ。力を注いで作った映画が、誰かの何かの気づきつながったり、共感して楽しんでもらったり、癒やしや励ましになれば本望よ。自分たちがやっていることは、たいしたことじゃない。たかがエンターテインメントじゃない、と冷めたことを言っていた時期もあったんだけど、いまはどんな作品でも誰かの、何かの役に立っている、と思っている。そうして積み重ねたきたキャリアが、私を、メリー・ポピンズにしてくれたんだと思う。これからも応援してね(笑)」。

 とてもチャーミングなエミリーだが、10年に俳優で映画監督のジョン・クラシンスキーと結婚。2人の子宝にも恵まれた。夫の監督作で、夫婦共演した『クワイエット・プレイス』(18年)もヒットし、公私とも順風満帆。「大事なのはバランスね。家庭と仕事、どちら一方しかなかったら、今の私はいないわ。空高く飛ぶためには、しっかりと地に足をつけて、そこから飛び上がらないと。私にとってベースは家族。映画の撮影がはじまったら、1週間100時間は仕事をしなければならないし、まだ小さい子どもたちと離れて過ごさなければならないのはつらいけれど、仕事も愛しているし、夫や子どもたちがいてくれるから、仕事も頑張れるの」。

■ “声”から入る独自の役作りを告白

 作家のP.L.トラヴァースによる児童書シリーズやディズニーの映画となった「メリー・ポピンズ」は、子どもの頃に読んだり、観たりしている超メジャーなキャラクター。そんなアイコン的役柄を新たに演じられる女優として抜てきされたエミリーは「声をかけてもらえてとてもうれしかったと同時に、ある種の恐怖も感じたわ。ジュリー・アンドリュースさんが演じた1作目のメリー・ポピンズが、多くの人々の記憶に染み込んでいるから。それをどうやって自分のものにすればいいの? 人々は私を受け入れてくれるだろうか?と考えました。そこで私は原作本の中のメリー・ポピンズにフォーカスして、私なりのバージョンを見出してみることにしました」。

 エミリー版メリー・ポピンズは、エキセントリックなところも、ユーモアのセンスも、もの言いの失礼さも、前作より少しエッジを効かせたキャラクターになった。そして、劇中のメリー・ポピンズの声は、インタビューに答えるエミリーの地声よりも低い。役作りおいて、 “声作り”を大事にしているというのだ。

 「役作りのプロセスにおいて、声をどうするか、すごく重要だと思っています。実は、子どもの頃、少し吃音があって、悩んでいた時に、他の人の声やアクセントを真似するとスムーズにしゃべれたの。そういう経験があるからか、個人的なやり方なんだけど、役にアプローチする時に、どんな声をしている人か考えてしまうの」と、彼女独自の役作りのノウハウを明かしてくれた。そんなエミリーは、スタジオジブリの『風立ちぬ』(13年、宮崎駿監督)の英語版でヒロイン・里見菜穂子の声を担当したこともある。

 「メリー・ポピンズは、スーパーヒューマン、魔法使いでしょう。おしゃれで、完璧で、ちょっと上から目線なところもあって。物語の舞台になっている1930年代のロンドンの人たちは、すごく早口でしゃべる傾向もあったらしくて。声も含めて私なりのメリー・ポピンズを探していく作業はとても楽しかったわ。もちろん、日本の皆さんが誇らしく思っている、『風立ちぬ』のような素晴らしい作品に参加できた経験も間違いなく役に立ている。いままで経験したすべての仕事があったから、自信を持ってメリー・ポピンズという誰もが知っているキャラクターを演じることができました」。インタビュー中、終始、清々しく、作品や家族への愛を感じさせるエミリー・ブラントであった。

関連写真

  • 映画『メリー・ポピンズ リターンズ』メリー・ポピンズを演じたエミリー・ブラント (C)ORICON NewS inc.
  • 映画『メリー・ポピンズ リターンズ』(C)2018 Disney Enterprises Inc.
  • 映画『メリー・ポピンズ リターンズ』メリー・ポピンズを演じたエミリー・ブラント(C)2018 Disney Enterprises Inc.
  • 映画『メリー・ポピンズ リターンズ』メリー・ポピンズを演じたエミリー・ブラント (C)2018 Disney Enterprises Inc.
  • 映画『メリー・ポピンズ リターンズ』メリー・ポピンズを演じたエミリー・ブラント(C)2018 Disney Enterprises Inc.
  • 映画『メリー・ポピンズ リターンズ』メリー・ポピンズを演じたエミリー・ブラント (C)2018 Disney Enterprises Inc.
  • 映画『メリー・ポピンズ リターンズ』(C)2018 Disney Enterprises Inc.
  • 映画『メリー・ポピンズ リターンズ』(C)2018 Disney Enterprises Inc.
  • 映画『メリー・ポピンズ リターンズ』(C)2018 Disney Enterprises Inc.

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