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妖麗な落語家を好演、『落語心中』岡田将生が「主演男優賞」受賞【18年10月期ドラマ賞】

 俳優の岡田将生が、オリコンが発行する週刊エンタテインメントビジネス誌『コンフィデンス』が主催し、18年10月期の“質の高いドラマ”を表彰する、第14回「コンフィデンスアワード・ドラマ賞」で「主演男優賞」を受賞した。岡田は、雲田はるこ氏の人気漫画を実写化したドラマ10『昭和元禄落語心中』(NHK総合)で、主人公の落語家・有楽亭八雲(前座名は菊比古)を熱演した。

第14回「コンフィデンスアワード・ドラマ賞」で主演男優賞を受賞した岡田将生(撮影:中込涼)

第14回「コンフィデンスアワード・ドラマ賞」で主演男優賞を受賞した岡田将生(撮影:中込涼)

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 本作は戦前から平成までを駆け抜けた名人落語家・八雲の生涯を中心に、芸の道に身を投じた人々の生き様を描く濃厚なヒューマンドラマ。

 親に捨てられた過去を持つ八雲は、常に孤独と隣り合わせ。無二の親友の死、恋人との別れなど、彼の人生には影を落とす出来事が絶えないが、虚無感に襲われるほどに芸に磨きがかかり、妖麗さを増していく。

 岡田は八雲の10代から老年までを演じ、その時々の機微はもちろん、落語の腕前までをも丁寧に表現してみせ、「八雲の人としての成長と落語家としての成長を二重に演じていた。老いても色気のある主人公の演じ方がすごい」(50代女性/愛知)、「老年を演じる時の色気が重要だと思っていたが、岡田さんは年齢を重ね、若い青々しい感じから陰気で嫌味な美しさを重ねていく様子を見事に演じていた」(田幸和歌子氏/ライター)と、視聴者・有識者ともに高評価を集めた。なお、岡田の受賞コメントは以下のとおり。

◆主演男優賞:岡田将生

 この作品は、できる限り時間を費やし、監督とセッションしながら作り上げたので、このような賞をいただけて嬉しく思っています。自分自身も納得のいった作品だったので、頑張って撮影してよかったです。その気持ちと同時に、監督・スタッフ・キャスト全員でドラマを作り上げてきたので、もう一度皆さんに「お疲れ様でした」と言いたいです。落語協会の方も協力して下さいましたし、時間をかけて準備ができました。今までは、前もってしっかりと準備ができない時もあったり、納得がいかないことがあっても、折り合いをつけるしかなかったのですが、今回はそういったことがなく撮影ができた。この作品でこの役を演じられてよかったという想いが、一番大きいです。

※「コンフィデンスアワード・ドラマ賞」とは
オリコンのグループ会社oriconMEが発行する、週刊エンタテインメントビジネス誌『コンフィデンス』が主催し、有識者と視聴者が共に支持する「質の高いドラマ」を表彰する賞。視聴者の評価は、『コンフィデンス』が毎週、約700名を対象に調査しているドラマ満足度調査「オリコンドラマバリュー」の累積平均データを使用。審査員の投票結果と合計したうえで、最終的には有識者15名による審査会で決定する。

関連写真

  • 第14回「コンフィデンスアワード・ドラマ賞」で主演男優賞を受賞した岡田将生(撮影:中込涼)
  • ドラマ10『昭和元禄落語心中』(NHK総合)より (C)NHK
  • ドラマ10『昭和元禄落語心中』(NHK総合)より (C)NHK
  • ドラマ10『昭和元禄落語心中』(NHK総合)より (C)NHK

提供元:CONFIDENCE

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