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松岡茉優、アニメ映画で声優初主演 クレしん・原恵一監督とタッグ「気持ちに応えたい」

 女優・松岡茉優(23)がアニメ映画『バースデー・ワンダーランド』(4月26日公開)で声優として初主演を務めることが8日、明らかになった。「クレヨンしんちゃん」シリーズや『河童のクゥと夏休み』(07年)などのヒット作を生んだ原恵一監督と二度目のタッグを組む。

アニメ映画『バースデー・ワンダーランド』で声優初主演となる松岡茉優(右) (C)柏葉幸子・講談社/2019「バースデー・ワンダーランド」製作委員会

アニメ映画『バースデー・ワンダーランド』で声優初主演となる松岡茉優(右) (C)柏葉幸子・講談社/2019「バースデー・ワンダーランド」製作委員会

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原作は累計発行部数50万部超えのベストセラーで、柏葉幸子氏による『地下室からのふしぎな旅』(講談社青い鳥文庫)。キャラクタービジュアルは、日本をリスペクトしてやまないロシア出身のイラストレーター、イリヤ・クブシノブ氏が手がける。この日、特報映像とティザービジュアルも併せて解禁になった。

 ストーリーは、自分に自信がない主人公・アカネ(松岡)の前に、謎めいた大錬金術師のヒポクラテスとその弟子のピポが現れるところから始まる。「私たちの世界を救ってほしいのです!」と頼まれたアカネは、“幸せな色に満ちたワンダーランド”に連れて行かれる。そんな世界から“色”が消えてしまい、救世主となったアカネが人生を変える決断を下していく物語。

 松岡は「声のお仕事は、力むし、とても心配だし、お邪魔しますという気持ちが強い」と初主演声優に心境を語るも「『アカネ』への愛情が原さんから伝わってきたので、その気持ちに応えたいと思って演じました」と話した。続けて「少し視点を変えてみると思いがけない世界が広がるかもしれない、ということを教えてくれると思います」と見どころを上げた。

「松岡と初めて会ったのは、僕の初実写映画『はじまりのみち』のオーディションの時でした」と出会いを振り返る原監督。「当時はまだ高校生でしたが、媚びない目をしていたのが印象的でした。その後ブレイクしたのも我が事の様に嬉しかった」とその成長に喜びを語った。

 今回のアカネ役については「自信のないアカネが少しずつ自分の意思で動き出す変化を見事に演じてくれました。みなさんに“松岡アカネ”を早く見てもらいたいです」と松岡の演技をたたえ「僕としては初めての本格的なエンターテイメント映画への挑戦。制作は佳境に入っていますが、非常に楽しんで作っており、自信作です」と出来栄えを誇っている。

 特報映像は、カラフルで、青い空が広がり、水の中にも入れる見たこともない世界が広がっていたり、誕生日の前日にワンダーランドへ連れて行かれたアカネが、救世主となり、人や動物と出会いから特別な日が待ち受けている予感を感じさせている。ティザービジュアルは、リヤ氏が描いた初の日本アニメーション映画のキャラクター・アカネの“アップバージョン”と、ワンダーランドに飛び込んだ“冒険のはじまりバージョン”の2種類が公開になった。

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