米・大リーグのエンゼルスに所属する大谷翔平投手（24）が、プロスポーツ界全般を通じ、国籍を問わず、あらゆる意味で最も貢献度の大きい業績を残したと認められる選手及び団体（チーム）に与えられる『2018年　第51回内閣総理大臣杯　日本プロスポーツ大賞』の大賞を受賞し20日、都内で行われた受賞式典に出席した。

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　同賞は、スポーツ報道をする在京のテレビ、ラジオ19社および新聞、通信社35社のスポーツ記者の責任者で構成される選考委員の投票に基づき、選考委員代表者立会いのもとでの選考後、理事会の承認を得て決定。大谷は、移籍1年目から二刀流で活躍し、ア・リーグの新人王に輝いた功績などが評価され、2016年以来、2度目の大賞受賞となった。

　来賓した安倍晋三首相も「大谷選手、おめでとうございます」と祝福の言葉を送り「『天は二物を与えず』と言いますが、打ってよし、投げてよし、走ってよし。トランプ大統領と会談した際に食事をしていたら『大谷選手はすごいな』と言われました。人気の秘訣は『いい男』だなと。アメリカでも“日本男児、ここにあり”と示してくれた。日本人として誇りに思います」。笑顔で記念の賞状とトロフィーを手渡した。

　大谷は受賞のスピーチで「うれしく思っております」と喜びを語り「キャンプの結果が出ない時期から、けがをした時期。周りの支えがあって野球を楽しむことができましたし、数多くの競技の選手の世界的な活躍に刺激を受けて、野球を楽しむことができた。何度でも受賞できるよう頑張っていきたい」とさらなる飛躍を誓うと、安倍首相へのお返しとして、サイン入りユニフォームをプレゼントした。

　そのほか、「殊勲賞」「NHK賞」をWBA世界バンタム級王者・井上尚弥選手（25）、「特別賞」を『ルマン24時間耐久レース』で初の総合優勝を果たしたレーシングドライバー・中嶋一貴選手（33）、「最高新人賞」をセ・リーグの新人王に輝いたDeNAの東克樹投手（23）が受賞した。