昨年、ノーベル文学賞を受賞した日本出身の英国籍作家、カズオ・イシグロ氏の出世作とされる『浮世の画家』が、俳優の渡辺謙主演でドラマ化される。最新の8Kカメラで撮影し、NHK・BS8Kおよび総合テレビで来年3月放送予定(単発89分)。
物語の舞台は終戦から3年ほど過ぎた日本。主人公は高名な初老の画家(渡辺)。焼け跡から徐々に復興の姿を見せていく街で、隠居老人の一見平和な日常生活が描かれていく。愛すべき孫の訪問、なじみの飲み屋のママとの世間話、戦前からの旧友との邂逅(かいこう)…。あるとき娘の縁談が持ち上がり、そこから周囲の視線の変化に気づきはじめる。確固たる決意で国のために尽くしてきた自分が、なぜ非難されなければならないのか。その一方で、過去の影に滑稽なほどおびえる自分の弱さも認識していく…。
収録にあたり、渡辺は「なんとも又、難しい課題を今回はいただいた気がしています。主人公・小野が抱えている慚愧(ざんき)の想いは深く苦しいものですが、世の中はそんなことには何も頓着がない。そんなペーソスあふれる話を、さてどう演じたら良いものやら。とにかく丁寧に穏やかに苦しみたいと思っております。8Kの技術的なことはスタッフに任せ、私は戦後に生きる男と向き合います」とコメントを寄せている。
ほかに、広末涼子、前田亜季、寺田心、中村蒼、大東駿介、和田正人、渡辺大知、長谷川初範、萩原聖人、秋山菜津子、前野朋哉、佐藤隆太、佐野史郎、余 貴美子、小日向文世、奥田瑛二などが出演する。
物語の舞台は終戦から3年ほど過ぎた日本。主人公は高名な初老の画家(渡辺)。焼け跡から徐々に復興の姿を見せていく街で、隠居老人の一見平和な日常生活が描かれていく。愛すべき孫の訪問、なじみの飲み屋のママとの世間話、戦前からの旧友との邂逅(かいこう)…。あるとき娘の縁談が持ち上がり、そこから周囲の視線の変化に気づきはじめる。確固たる決意で国のために尽くしてきた自分が、なぜ非難されなければならないのか。その一方で、過去の影に滑稽なほどおびえる自分の弱さも認識していく…。
収録にあたり、渡辺は「なんとも又、難しい課題を今回はいただいた気がしています。主人公・小野が抱えている慚愧(ざんき)の想いは深く苦しいものですが、世の中はそんなことには何も頓着がない。そんなペーソスあふれる話を、さてどう演じたら良いものやら。とにかく丁寧に穏やかに苦しみたいと思っております。8Kの技術的なことはスタッフに任せ、私は戦後に生きる男と向き合います」とコメントを寄せている。
ほかに、広末涼子、前田亜季、寺田心、中村蒼、大東駿介、和田正人、渡辺大知、長谷川初範、萩原聖人、秋山菜津子、前野朋哉、佐藤隆太、佐野史郎、余 貴美子、小日向文世、奥田瑛二などが出演する。
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2018/11/12