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【チアダン☆ガールFILE.】ヤクルト公式ダンサーJURA「将来は医療や看護の世界で選手を支えたい」

 ドラマや映画化の影響もあり、“チアリーダー”への注目度が高まっている。笑顔で大きな声を出し、かわいい衣装を着て踊る彼女たちは、野球やアメリカンフットボールといったスポーツの応援に欠かせない存在に。東京ヤクルトスワローズのオフィシャルダンスチームとして活動する「Passion」のメンバーに、入団のきっかけや悩み、将来の夢などを聞いた。今回は、活動を通して意外な目標を見つけたJURAさん。

PassionメンバーのJURAさん(写真:草刈雅之)

PassionメンバーのJURAさん(写真:草刈雅之)

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■根っからのプロ野球好き、ヤクルトファンのあたたかい声援が心強い

 外野スタンド席まで届きそうな元気いっぱいのスマイルが印象的なJURAさんは、幼い頃からプロ野球ファン。「お父さんによく球場に連れていってもらってて。そのうちチアのお姉さんたちのカッコよさに注目するようになって、小学生からダンスを始めたんです」

 憧れのPassionに加入して3年。忘れられない試合もたくさん間近で目撃してきた。「普段は3、5、7回のイニング前にパフォーマンスをするんですけど、9回表の時点で負けてるときにはイレギュラーで踊るんですね。その後に逆転勝ちをすると本当にうれしくて! 逆に連敗が続くと私たちも落ち込みそうになるんですけど、そんなときに心強いのがヤクルトファンのみなさん。グリーティングのときに『今日も頑張って応援しようね』とあたたかい声で励ましてくださったりして。みんなの心を一つにする野球ってステキだなと、Passionに入って改めて感じています」

■Passionでの活動を通して見えてきた“医療や看護への道”

 さらにPassionでの活動を通して、うれしい(?)変化も。「ダンスもハードだし、グラウンド内を走り回ることも多いので、体力作りのためにジム通いを始めたんです。そしたらけっこう筋肉がしっかりしてきまして。お腹もまだ割れてないけど、もう少しでパキッとしそうです(笑)」

 昨年はPassionの活動もレギュラーシーズンで終了したが、今年のヤクルトはなかなかの好成績でシーズン後半戦に突入している。「メンバーとはシーズン中、家族よりも長い時間を一緒に過ごすので、最終戦が終わったときは達成感だけでなく寂しさも大きくて──。今年はもっと長くみんなと一緒にいたいですね」

 Passionでの活動はまだまだ続くが、その先の目標も描いている。「昔から医療や看護に興味があったんですが、ケガや故障の多い野球選手のみなさんたちを間近にして、その思いがさらに強くなりました。Passionを卒業したら、そんな第二の夢のためにも学校に入り直したいと考えてます。でも今はヤクルトが日本シリーズまでコマを進められるように、全力で踊るのみです!」

(文:児玉澄子)

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