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香川京子、17年ぶりTBSドラマ 『この世界の片隅に』出演

 女優の香川京子(86)が現在放送中のTBS系連続ドラマ日曜劇場『この世界の片隅に』(毎週日曜 後9:00)に出演することがわかった。香川が同局ドラマに出演するのは2001年の単発ドラマ『明るいほうへ 明るいほうへ』以来、17年ぶり。同局連ドラに出演するのは、1997年放送の日曜劇場『オトナの男』以来、21年ぶりとなる。
 
 同ドラマは累計130万部を突破した、こうの史代氏の同名マンガ(双葉社刊)を原作に太平洋戦争の最中、広島県の江波から呉に嫁いだヒロイン・すず(松本穂香)が、夫・周作(松坂桃李)らとともに嫁ぎ先の北條家で暮らすかけがえのない日常を丹念に描いていく、家族の愛の物語。

TBS系連続ドラマ『この世界の片隅に』に出演する香川京子(C)TBS

TBS系連続ドラマ『この世界の片隅に』に出演する香川京子(C)TBS

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 香川が演じるのは、原作者のこうの氏からのアイデアをもとに本編と現代篇とを繋ぐキーパーソンの役割を果たす節子。その正体は物語のなかで徐々に明かされていく。現代篇では近江佳代役の榮倉奈々らが出演しているが「なかなか若い方たちとご一緒する機会がないので、榮倉さんたちとの共演も楽しみです」とコメント。

 かつて黒澤明、小津安二郎をはじめとした日本映画の巨匠監督たちの作品に数々出演し、テレビドラマでも活躍してきた香川。現在も女優として現役で活動しており、今年出版した女優生活70年を記念する著作でも戦争について触れるなど“平和”に対して確固たる想いを持つ。

 平和記念公園でお祈りするシーンでは「あそこに立っただけで胸がいっぱいになりますね。お花も供えることができましたし、平和へのお祈りができてよかったです」としみじみ。「広島はとてもきれいで素敵な街だと思います。原爆で何もなくなったところから復興を果たせたのは平和が続いてきたから。これからも平和な時代を続けなければならないと思います」と力を込めた。

 佐野亜裕美プロデューサーは「すずさんたちと同じ時代を生きてきた香川京子さんが、この大変重要な役を引き受けてくださったことを幸福に思います。見ているこちらが姿勢を正される、凛とした佇まい、たおやかさと強さが、すずさんたちと私たちを優しくつなげてくださると思います」と期待を寄せている。


■香川京子コメント

 このたび、久々にドラマに出演させていただくことになりました。脚本の岡田さんとは『ちゅらさん2』(2003年/NHK)以来なので、またご一緒できるのが楽しみです。

 私が演じる節子は誰にでも言いたいことを言える明るい性格です。普段は真面目な役が多いので、前向きで人のために自分のできることをしてあげられる明るい節子を演じるのが楽しみです。そして、なかなか若い方たちとご一緒する機会がないので、榮倉さんたちとの共演も楽しみです。

 広島には何十年も前に一度来たきりで、また来なければいけないと思っていました。それが今回このドラマがきっかけで再訪することができました。平和記念公園でお祈りするシーンもあり、自分の気持ちでお祈りできました。あそこに立っただけで胸がいっぱいになりますね。お花も供えることができましたし、平和へのお祈りができてよかったです。

 広島はとてもきれいで素敵な街だと思います。原爆で何もなくなったところから復興を果たせたのは平和が続いてきたから。これからも平和な時代を続けなければならないと思います。

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