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中川大志×伊藤健太郎 若手成長株の「ギャップ」の見せ方

 関西・MBSでは6月24日、関東・TBSでは同26日から放送が始まった深夜ドラマ『覚悟はいいかそこの女子。』。本作で、“見た目はイケメンなのに、中身はヘタレ”な男子高校生を演じた中川大志伊藤健太郎に、イケメンなのにヘタレという“ギャップ”とどう向き合ったのか、聞いた。

『覚悟はいいかそこの女子。』中川大志と伊藤健太郎 (C)ORICON NewS inc.

『覚悟はいいかそこの女子。』中川大志と伊藤健太郎 (C)ORICON NewS inc.

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 原作は、少女漫画雑誌『マーガレット』(集英社)で2014年から掲載された椎葉ナナ氏の同名漫画。見た目はイケメンなのに、中身はヘタレな男子高校生が、“初彼女”をゲットすべく本気で奮闘する、というストーリーで人気を集め、中川主演で実写映画化。10月12日公開に先駆けて、映画の“エピソード・ゼロ”ともいえる原作に描かれていないスペシャルストーリーのドラマ(全5話)が放送される。

 主人公の古谷斗和(中川)、幼い頃から女子に囲まれてきたイケメンの“愛され男子”。女性からチヤホヤされ、自分はモテると思い込んでいる斗和。学校では、新見律(健太郎)、澤田惟智也(甲斐翔真)、久瀬龍生(若林時英)ら同級生たちとバカ騒ぎをしながら楽しく過ごしているが…。実は女性と付き合った経験ゼロ。自覚ナシの非リア充男子だった。ドラマでは、斗和や律ら“ヘタレ男子”が、ひょんなことから学校中のさまざまな恋愛模様に巻き込まれ、悶絶しながらいろいろな気づきを得る日々が描かれる。

 キャラクターが持つギャップを表現するために、どんなことを考えて演じていたのだろうか。

【中川】僕が演じた斗和は、見方を変えると、自分から本気で恋をしたことがない男の子。自分がヘタレなことにも気づいていなかった斗和が、カッコつけるのをやめて、本気で人を好きになっていくところが、かわいらしくもあり、かっこよくもあるキャラクターだと思いました。

【健太郎】律は、男同士ならすごくはっちゃけられるのに、女性の前ではフリーズしてしまって、自分の気持ちを素直に言えなくなる、ヘタレですね。そんな律が自分の気持ちを伝えられるようになる、そこで最大のギャップを感じてもらえるように演じたいな、と思っていました。最後にいきなり変わるサプライズじゃなくて、ちょこちょこと頑張っている姿が後になって効いてきて、ギャップを感じてもらえたらうれしいです。

【中川】相手を見て、態度を変えることって少なからずある。初対面の人と、気心の知れた人では接し方も違ってくるし、好きな女性と二人の時はどういう態度になるか、男友達と一緒にいる時とはどう違うのか、そういうことをいつも考えるようにしています。この作品でいえば、好きになった女の子の前で見せる顔は、幼なじみの男友達が「あいつのあんな顔、みたことがない」と思うような感じにしたいな、って。観客の皆さんがキャラクターの成長とか、変化を感じるのは、そういうところだと思うので、これからも丁寧に演じていきたいと思っています。

【健太郎】意識しすぎてわざとらしくなるのはダメだし、まったく考えなしにやったらキャラクターがブレるだろうし、難しいところですが、自分の中で無理なくせりふが言えるお芝居ができるように心がけています。

 二人とも真摯に役柄に打ち込んでいることが、ちょっとした話しからも伺えた。出演オファーがひっきりなしなのも納得。

【中川】出演した作品が世の中に出るタイミングが重なって、すごく忙しい人みたいに見えるかもしれないですけど、自分としてはマイペースに、いいペースでやってこられたな、という感じです。この先もずっと役者をやり続けたいという思いがあるので、飽きられないように、いろんなことに挑戦していきたいと思っています。

【健太郎】2、3年前に比べると現場にいる時間、出番が増えて、作品に携わっている時間が増えたな、というのは実感します。これからが頑張り時だと思っているので、一つひとつの作品で頑張っていきたいです。

■放送情報
ドラマイズム『覚悟はいいかそこの女子。』
MBS:毎週日曜 深0:50
TBS:毎週火曜 深1:28
※そのほかの地域でも放送あり

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