俳優の綾野剛が30日、都内で行われた映画『パンク侍、斬られて候』の初日舞台あいさつに登壇した。主演の綾野は共演陣が“暴走”した撮影現場を振り返りながら「本当にひどい現場だったなぁ」と言う言葉とは裏腹に、表情は幸せそうな笑みを浮かべた。 同作は町田康氏の小説を実写化。規格外の能力を持つ侍の掛が、自ら招いた大惨事に翻弄されるさまが描かれる。綾野は「(劇中に)まともな人間は1人もいません。そういった作品です。宣伝不可能と言い続けてましたが、みなさんに見ていただけて不可能が可能になる作品だな思います」と作品への思いを語った。
2018/06/30