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矢部浩之が期待する“西野ジャパン”のW杯「ガンバ監督時代の心意気で攻めのサッカーを!」

 開幕まで1ヶ月を切った『2018 FIFAワールドカップ ロシア』。誰がW杯のピッチに立てるのか、選手選考に注目が集まっているが、直前でのハリルホジッチ監督の解任という驚きの人事に揺れた日本代表について、国内外でネガティブな意見も飛び交っている。そこで、人気サッカー番組『やべっちF.C.』(テレビ朝日系・毎週日曜 深0:05)のMCとして、長年に渡って日本サッカーを応援してきたナインティナイン矢部浩之に、ロシアに挑む日本代表への期待やこれまでのW杯の思い出、注目選手や優勝候補を聞いてみた。サッカー番組のMCとして携わってきた過去4回のW杯すべてで、日本代表の試合を現地観戦しているやべっちは、西野ジャパンをどのように分析し、なにを期待するのか?

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■クイズで勝ち取った初W杯チケット 注目の日本人選手はドイツで活躍中の大型FW

 番組が始まったのは2002年の日韓大会の直前からでしたけど、その前のフランス大会に『ぐるナイ』の企画で見に行ったのが、自分にとっての初W杯でした。相方と2人でフランスに行ったけどチケットは1枚しかなくて、「どちらか1人しか行けません」ということで『○?泥んこクイズ』を現地でやって、僕が正解しました(笑)。行ったのは日本対アルゼンチン戦で、スタジアムの雰囲気に感動しましたね。席は前半にアルゼンチンが攻めるゴールの後ろ。あのバティストゥータのゴールを間近で見て、日本人としては最低かもしれないけど、あまりに見事なシュートだったから思わず拍手しちゃいました(笑)。

 日韓大会は自国開催だったし、日本も予選グループを勝ち上がって盛り上がりがすごかったので、W杯というよりも“お祭り”という感じでしたね。番組が始まった直後でしたけど、大会前にゴールデンエイジ(※)の選手がたくさん出てくれて、こっちも一緒に試合に向けて熱くなれていました。あの大会で神がかっていた稲本潤一選手は、性格的に思いを口にするタイプじゃないけど、心の中で「やってやるぞ」という強い思いがあったでしょうし、それがないとあんな得点シーンは生まれなかったはず。日本代表の試合のほか、ブラジル対ドイツの決勝戦もいい席で見させていただいて、大会期間中はずっと興奮していました。
(※)稲本、小野伸二、高原直泰、中田浩二、遠藤保仁、小笠原満男ら1979年生まれで99年のワールドユースで準優勝を勝ち取ったチームのメンバーたち。後の日本代表でも主力となった。

 ゴールデンエイジの選手って、僕にとって一番仲のいい世代なんですよ。番組のロケによく出てくれたし、一緒に食事にも行ったし。ちょうど『めちゃイケ』とかを見てくれていた世代だし、年齢がちょっと下だからいい感じの先輩・後輩の関係性で。ドイツ大会は、そのゴールデンエイジが一番いい時期で中心になっていたし、ほかにも中田英寿さんや中村俊輔選手など攻撃陣に魅力的な選手がたくさんいて、自分の中ですごく期待値が上がっていました。その反動で、予選敗退ですごく寂しかったという印象が強く心に残っています。

 最近の若い選手は年齢が離れ過ぎちゃって、「小さい頃からやべっちF.C.見てました」とか言われると、子どもみたいに「かわいいなぁ」って思っちゃう(笑)。その中でも特に気になっていたのが(ドイツ・ブレーメン所属の)大迫勇也選手。あまり口数の多くないタイプに見えるけど、すごく熱いものを胸に秘めていると感じていて、話してみたいと思っていたので今年1月放送回で対談させていただきました。僕の横に中田浩二さんに座ってもらって、鹿島アントラーズの圧力をかけてもらいながら(笑)。

 実際に話してみて、思った通りの熱い選手で好きになりました。サポーターの皆さんって、試合中にやる気を前面に出す選手って好きですよね。昔であればゴン(中山雅史)さん、最近だと大久保嘉人選手とか岡崎慎司選手とか。でも、大迫選手もなかなか表に出さないけど、同じくらい熱いものを持っています。僕も感情を表に出さないタイプだから、シンパシーを感じたのかもしれないですね。

■チームの再構築を「面白いな」と考える 大会の注目選手はネイマールとイニエスタ

 日本代表の監督が西野朗さんになりましたが、僕はこの状況を「面白いな」とすぐに切り替えました。もともとグループHの中では日本が一番弱いと思われているし(対戦相手はコロンビア、セネガル、ポーランド)、これより下はないからあとは上がるだけなので、西野さんを信じて思いっきり応援します。西野さんは3バックをやるという噂も聞いて、「攻撃主体のチームになるの?」って興味も出てきました。めちゃめちゃリスキーだし、ボッコボコにやられるかもしれないけど、この2ヶ月前の監督交代を言い訳に使ってもらっていいので、安全なサッカーより攻撃的でイケイケなサッカーをしてもらいたいです。

 西野さんはJリーグで歴代1位の勝利数を誇る監督だし、口数は多くないタイプですけど、ここ(胸を叩いて)に熱いものがある人だと信じています。あくまで噂ですが、西野さんはハリルさんが解任される時、自分から「監督をやりたい」と手を挙げたと聞いて、僕はとてもイイなと思いました。番組でもガンバ大阪監督時代の「2点取られたら、3点取れ」という名言を紹介しましたが、W杯にもその心意気で挑んでほしいですね。

 2002年のW杯から民放での日本代表の試合の放送が始まって以来、今回は初めてテレ朝さんで日本の予選グループの試合中継がないんです。それでも、ありがたいことにロシアに行かせていただくことになり、日本対セネガル戦と、弾丸日程で飛行機移動してスペイン対モロッコ戦を現地で観戦してきます。日本人として日本代表を応援するのはもちろんですが、思い入れが強くなりすぎて試合を楽しむのは難しいじゃないですか。だから海外同士の試合をサッカーファンとして純粋に楽しみたいです。

 大会全体での注目選手はたくさんいるのですが、“100%善人のスーパーヒーロー”になりきれないブラジル代表のネイマール選手は目が離せないですね。下手な芝居の痛がり方が南米の選手っぽいし(笑)、メッシにもC・ロナウドにもない“ヒール”っぽいイメージがあるけど、好きなんですよね。あとは、自らバルセロナ退団を決断して選手として分岐点に差し掛かっているスペインのイニエスタ選手。34歳という年齢的にも最後のW杯になる可能性も高いので、プレーの一つひとつに気持ちが入るんじゃないかな、と。見に行くスペインの試合で、ぜひ出てほしいですね。

 優勝予想は難しいけれど、一つ挙げるならブラジルかな。去年11月の日本との親善試合を見て、スピード、テクニック、ディフェンス力、戦術、すべてのレベルがすごく高かった。前回の地元ブラジル大会で、準決勝でドイツにヒドい負け方をして(1-7で敗戦)、プライドがズタズタになったから、そのリベンジを狙って本気で挑んでくると思います。でも、そのドイツも引き続き強い。分析力とかすごく進んでいるし、対戦相手の研究もバッチリでしょうね。ほかにもフランスも強いし……、やっぱり難しいから決められないです(笑)。

■海外リーグファンも「番組を好きでいてもらえたら、それが一番うれしい」

 番組の放送時間の日曜深夜って、イングランドとかスペインリーグの試合と時間がかぶっているんですけど、僕もサッカーファンの一人として「試合を見たい」という気持ちはわかります。サッカー情報番組のMCとしては失格かもしれないけど(笑)、裏で好きなチームの試合をやってたら、絶対にそっちを見ちゃいますよ。だから、海外サッカーファンの方に毎週見てもらうのは難しいかもしれないけど、日曜夜に見たい試合のない週はこっちを見るという習慣にしていただけると、本当にありがたいです。そして、日本サッカーを応援する『やべっちF.C.』という番組を好きでいてもらえたら、それが一番うれしいですね。

 自分の子どもと公園で遊んでいたら、「やべっちF.C.見てます」って声をかけられることが圧倒的に多いし、そう言われると「写真を一緒に撮ろうか?」「サインを書こうか?」って自分から言いたくなります(笑)。やべっちというニックネームで呼んでいただけるのも番組のおかげだし、自分にとっても思い入れが強い番組です。まだまだ続けていきたいし、いつまでも選手の方とボールを蹴っていたいですね。

「キリンチャレンジカップ2018 日本×ガーナ 日本代表最終壮行試合」
5月30日(水)午後7時からテレビ朝日系列にて放送



関連写真

  • “西野ジャパン”への期待を語った『やべっちF.C.』MCの矢部浩之 (C)ORICON NewS inc.
  • “西野ジャパン”への期待を語った『やべっちF.C.』MCの矢部浩之 (C)ORICON NewS inc.
  • “西野ジャパン”への期待を語った『やべっちF.C.』MCの矢部浩之 (C)ORICON NewS inc.
  • “西野ジャパン”への期待を語った『やべっちF.C.』MCの矢部浩之 (C)ORICON NewS inc.

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