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AbemaTV『72時間ホンネテレビ』が受賞、「ギャラクシー賞」が示す“テレビの進化”

 NPO放送批評懇談会は18日、テレビ、ラジオ、CM作品、制作者、関係者らに贈る『第55回ギャラクシー賞』の第2弾入賞作品を発表(第1弾は4月27日に発表)。テレビの新しいチャレンジを応援するための賞として2015年度より新設された「フロンティア賞」には、稲垣吾郎草なぎ剛香取慎吾の出演に加え、11月2日〜5日にわたり72時間におよぶ生配信を展開し大きな話題を呼んだ、無料のインターネットテレビ局AbemaTVのバラエティ番組『72時間ホンネテレビ』が選ばれた。受賞を受けて、AbemaTV 編成制作本部 制作局長の谷口達彦氏は、「引き続き、開拓者精神を持ちながら、人の心に訴えかける番組作りに邁進してまいります」とコメントを寄せた。

『72時間ホンネテレビ』が『第55回ギャラクシー賞』でフロンティア賞を受賞

『72時間ホンネテレビ』が『第55回ギャラクシー賞』でフロンティア賞を受賞

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 インターネットやスマホ等の普及によって、メディアをめぐる環境が様変わりする今だからこそ、失敗を恐れず、前例のない挑戦をする精神が求められると、第53回より創設された「フロンフィア賞」。日本の放送局、制作会社、配信事業会社が制作した個々の番組に加え、新たな仕組み作り、継続的な活動などが対象となっており、これまでには、民放が連携した初めての公式テレビポータルサイト「TVer」(第53回)、YDクリエイションがNetflix向けに制作した配信ドラマ『火花』(第54回)が選ばれてきた。今回は、2017年4月1日〜2018年3月31日の期間に国内で放送またはネットで動画配信された、初出のオリジナル作品・活動が対象となった。

◆総視聴数7400万超、SNSも巻き込み「日本中の話題を独占する!」を見事達成

 『72時間ホンネテレビ』は、稲垣、草なぎ、香取が「ありのまま」と「感謝」をテーマに、“今まで出来なかった”ことを実現していく姿を72時間にわたる生放送で赤裸々に映し出した特別番組。3人はありのままの日々を発信していくために、「Twitter」「YouTube」「Instagram」「ブログ」などのSNSをスタートさせ、“インスタグラマー香取”、“ブロガー稲垣”、“YouTuber草なぎ”として、これまでやってこなかったSNSでの新たな発信に積極的に挑戦した。

 結果、総視聴数はAbemaTVの過去最高視聴数となる7400万超を記録。Twitterでも大きな話題を呼び、生放送中には「#ホンネテレビ」や「#カトルドトランプ」「#もしもの結婚式」など、総計107件のキーワードがトレンド入りしたほか、森且行が番組にゲスト出演したことから、11月4日にはキーワード「森くん」が「Twitterのトレンド世界1位」を獲得した。

 また、稲垣のブログが「アメブロ」で3日連続総合ランキング1位を獲得、草なぎのYouTubeが3日間でアップした動画の総再生回数が536万回超を記録、香取のInstagramは3日間でフォロワー数が100万人を突破、3日間の「いいね」総数が1426万1000件となるなど数々の記録を生み出し、メンバーが番組放送開始時に宣言していた「日本中の話題を独占する!」という目標を、見事に実現することとなった。

◆テレビ、ラジオ、雑誌、新聞“マス4媒体”に頼らない新たなアプローチ

 放送批評懇談会は、『72時間ホンネテレビ』について「テレビとネットを架橋するインターネットテレビの持つ可能性を強く印象づけた。稲垣吾郎、草g剛、香取慎吾が出演したことでも大いに話題になったこの番組で、テレビの達人である彼ら3人がネットの初心者として多彩な企画を通じてSNSの使い方を会得していくプロセス自体が、テレビとネットの融合を示す新鮮かつスリリングなものだった。またそのような彼らの姿に惹きつけられ、これまでSNSとは縁遠かった多くの一般視聴者が従来のテレビとは異なる番組参加の楽しさに気づかされた点でも画期的な番組になった」と講評している。

 AbemaTVの谷口氏は、「この度はこのような素晴らしい賞をいただけて光栄です。稲垣さん・草gさん・香取さんの3人が、SNSを始めて日本中の人を巻き込みながら、笑い、泣き、ドキドキ、ワクワク、ハラハラしながらインターネット中を、遊ぶように駆け抜けていった素晴らしい3日間を、ご一緒出来て本当に嬉しいです」と喜びを寄せるとともに、「引き続き、開拓者精神を持ちながら、人の心に訴えかける番組作りに邁進してまいります」と

 これまでは主に、テレビ、ラジオ、雑誌、新聞といった“マス4媒体”が、エンタテインメント周辺の話題を独占してきた。AbemaTVは16年4月に開局、今年2周年を迎えたばかりだが、既存のテレビ、ラジオとは異なる“配信”というアプローチながら、上手にSNSへ波及させ国内外の話題をさらってみせた。同番組はまさしく、テレビの新しい形を示したと言えるだろう。

関連写真

  • 『72時間ホンネテレビ』が『第55回ギャラクシー賞』でフロンティア賞を受賞
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  • 『72時間ホンネテレビ』より エンディングシーン

提供元:CONFIDENCE

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