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神木隆之介、学校が抱える問題に驚き「みんなで話し合うきっかけになれば」

 NHK総合で放送される土曜ドラマ『やけに弁の立つ弁護士が学校でほえる』(毎週土曜 後8:15〜8:43、全6回)に主演する神木隆之介。2018年度から本格的に導入されるスクールロイヤー(学校弁護士)制度を題材に、新人弁護士が法律を武器に学校問題と格闘するドラマで、弁護士役に初挑戦した。

 ドラマは、新人弁護士・田口章太郎(神木)が、「スクールロイヤー」として、青葉第一中学校に派遣されたことからはじまる。校長室には、担任の望月(岸井ゆきの)から娘が体罰を受けたと、保護者・水島(堀内敬子)が抗議しに来ていた。そこへ、田口が割って入り、法律を武器にその保護者を追い返す。しかし、教務主任の三浦(田辺誠一)は田口のやり方に反発する。それから数日後、体罰問題は思わぬ事態へと発展することになる。

――法律用語もあって、せりふ量としてもかなり多い。大変だったのでは?

【神木】大変でした(笑)。法律用語が難しくて。今まで言ったことのない単語が多く、法律用語なので『への』『は』『が』なども間違えてはいけないですし。

――三浦のせりふにも「滑舌がいいね」というのがありますが、見事な滑舌を披露されていますね。

【神木】「滑舌がいい」というせりふがあること自体すごいと思います。滑舌がいいことが大前提の台本は初めてでした(笑)。「滑舌がいい」というのは、相手にとって聞き取りやすいなめらかなしゃべり方のことなので、タイトルにある『やけに弁の立つ』の「弁」とはなにかということを現場でもよく話し合っていました。単に、早口で、滑舌がいいだけではない。いかに相手を説得することができるか。「説得力ある」=「弁が立つ」。ある程度のスピード感、疾走感は必要ですが、一番大事なのは“言う”ではなくて“伝える”こと。田口らしくズバッといいながらも、愛情があって、説得力がある話し方を意識して演じました。

――三浦先生役の田辺さんとは、2007年のスペシャルドラマ『瑠璃の島SPECIAL 2007』(日本テレビ)と、11年の連続ドラマ『11人もいる!』(テレビ朝日)と、どちらも親子役で共演していました。今回は弁護士と教師で対立関係にあるようですね。

【神木】中1の時と高3の時、2回も親子役でご一緒させていただいて、まさか対立することになるとは…。びっくりしました。田辺さんとも「変な気持ちだね」と話していました。

――田口と三浦の対立は立場の違いから生じるものですよね。

【神木】学校側からしたら、これまでお互いの信頼関係の中で対処してきたことを、いきなり法律で杓子定規に変えられても…という三浦先生の言い分もわかりますし、田口が言うように、「おかしいことをおかしいままにしておくと、もっとおかしいことになる」という意見も一理あると思います。今回のドラマでは、学校側とスクールロイヤーの対立もせりふや演出で描いていますが、生徒のために、学校をより良いものにしたいという目的は同じ。小堺さんが演じる校長は少し事なかれ主義すぎなところもあります(笑)が、そこはドラマとして面白い見どころになっています。弁護士の意見と学校側の意見と、どちらかが優先されるのか。各話でそのバランスが変わり、その裏には田口と三浦先生の駆け引きもあるので、楽しみにしてほしいです。

――神木さんの学生時代はどうでしたか? スクールロイヤーの必要性を感じたことは?

【神木】ないです。僕は先生方ともコミュニケーションを取っていましたし、のんきに学校生活を送っていましたが、先生たちは大変な思いをしていたんだと、このドラマを通して、また違った角度で学校を知ることができました。僕は、学校に通うのがとても楽しかったです。

――第1回ではいわゆるモンスターペアレント、第2回では近隣の住民から吹奏楽部の練習音がうるさいというクレームに対処する過程で教師たちのブラック労働の実態を目の当たりに。第3回では部活中に事故が発生し、被害者生徒の保護者が学校側の過失を追及するなど、いろんなトラブルがありますね。

【神木】そうなんです。4回以降には、生徒同士の間で起きるトラブルも描かれます。子どもたちの世界というのもまた難しくてたいへんなんだなと思いました。田口も法律だけでは解決できない問題に直面します。法律は時に無力なことを知り、自分の力が及ばなくて挫折を覚える。新人弁護士の田口がいろいろ経験して成長していく物語でもあります。ドラマをご覧いただく皆さんには、田口と一緒に、いま学校が抱えている問題を知っていただき、みんなで話し合ってもらうきっかけになればいいな、と思います。

――第1回で、モンスターペアレントに追い詰められて挫けそうになっている望月に、教師に「なりたかった派」「なんとなくなった派」「仕方なくなった派」のどれか問うシーンがありました。神木さんは?

【神木】僕は「やりたくてやってきた派」ですね。選択肢はありました。親からは「いつでも辞めていいんだよ」と言われていたんですけど、仕事も楽しくて。楽しいからやめたくない。やりたい。だから「やりたくてやってきた派」ですね。

――憧れの職業に就けた実感は?

【神木】ありますね。関わった作品を誰かに観てもらって、少なからず「よかったよ」と言ってもらえるとうれしいですし、長ぜりふを言えた時など、些細なところで充実感を得えているので、やりたい仕事ができる幸せを実感しています。

 第1回を総合テレビで27日深夜(=28日午前)1時10分より再放送。28日午後8時15分より第2回が放送される。



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  • 土曜ドラマ『やけに弁の立つ弁護士が学校でほえる』主演の神木隆之介。すべてオーダーメイドのスーツにも注目(C)NHK
  • ポスタービジュアル(C)NHK

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