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“女王”渡辺直美が語る上手にインスタと付き合う秘訣 ポジティブ発信にこだわるワケ

 お笑いタレントの渡辺直美(30)が、その年のInstagram(インスタ)において最も輝いた日本人を表彰する『#MVI(Most Valuable Instagrammer)in Japan 2017』を2年連続受賞した。国内最大フォロワー数738万人を誇ることから「フォロワー部門(Most Followed Account)」に輝いた。そのアカウントにズラリ並んだ写真たちは少しも飾らないのにどこかおしゃれ、思わずクスリときてしまうような彼女の芸風に通じるものがあってとってもハッピーな印象だ。ORICON NEWSでは、インスタにおける彼女のこだわりや楽しむ秘訣について話を聞いた。

『♯MVI(Most Valued Instagrammer in Japan)2017』フォロワー部門を受賞した渡辺直美

『♯MVI(Most Valued Instagrammer in Japan)2017』フォロワー部門を受賞した渡辺直美

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■フォロワー数1位でも「インスタ中心の人生を歩まないこと」

 いまや“女王”の立場を不動のものにしているが、本格的にインスタを始めたは2013年頃。インスタを始めたことでファンとの距離もぐっと近くなり「みんなのコメントを読むとこんなふうに見てくれているんだとか、直接ファンの人とのやりとりもできる。ストーリーズにコメントをくれると、私とその人しか見ることのできない会話ができたりうれしいです」と最新機能まで使いこなして自分なりに楽しんでいる。

 今年は流行語大賞によりインスタに映える商品や場所を指す『インスタ映え』が選ばれたりと大きなムーブメントを起こす一方で“インスタ映え”を最優先するあまり、注文した食べ物を食べ残したり、なにも買わずにお店を去るなどの一部のマナー違反や“イイね!”の数に振り回されることを疑問視する声も多く聞こえてきた。そんななかで渡辺が考えるインスタとの上手な付き合い方とは。
 
 「インスタ中心の人生を歩まないことではないでしょうか。インスタやツイッター、フェイスブックとかもそうですけど、『日常にあるツールのなかのひとつで遊んでいる』というだけで、そのために動いている人ほど観ていてわかりますから。インスタのために生きるのではなく『こんなことしたよ』っていう思い出を載せる手段として“思い出のおすそ分け”だと思ってやった方が楽しく向き合えると思います」。

 それは“SNS疲れ”をしないコツでもあるのかもしれない。「“イイね!”がほしくて行動する人生より自分の思い出に『イイね!』を押してもらう…という感覚のほうがいいんじゃないですかね。こんなことがあるようにみせる、ではなくこんなことがあったんだよって、その面白さをおすそ分けするような感覚のほうが私はいいと思います」。

 確かに彼女の写真はドハデでユニークなファッションや迫力満点な表情がなどが溢れているがカメラマンによるポスター写真などを除けば“作り込んでいる”感を感じない。明石家さんまにおんぶしてもらったり、ニューヨークの街中でピース・綾部祐二と再会したり、周囲の芸人仲間や共演者たちとの楽しそうな日常は、自然体な笑顔でこちらにまで元気をくれる。

 「日常のことや楽しいと思ったことだったり、ポジティブなものをインスタに載せて、ネガティブな方はテレビで話します」と自分のなかでの使い分けがあるそう。それはなぜか。「ネガティブな発言ってネットに載せると自分にとっては『5』くらいの気持ちでも、人によっては『20』にも『50』にも捉え方が変わってしまうんです。ポジティブは文章だけでも伝わるし、テレビではトークすることでネガティブをポジティブな印象に変えることができる。ただ、ネット上でネガティブをポジティブに変えることはその人の人柄がわからないと難しいと思います」。

 「一般の方を観ていても、暗いことより、日常でこんな面白いことがあったとかポジティブにやっている人のほうが人気なのかなと思います。みんなが求めていることは元気なものや笑顔。だからそれぞれが笑顔になったことを載せることで、それが面白かろうが面白くなかろうが、やっている方が私はすごいことだと思いますね。例えば『こんなことがあってマジむかついた〜』…だから何?って感じじゃないですか。“イイね”ってなります?『そいつ最悪だね』『ムカつくね』っていったところで、なにがしたいんだろうと思っちゃう。あ、でもポエムは面白いからまだ大丈夫だと思います(笑)」

■自分流に楽しむ秘訣は「載せたいものを載せる」

 とはいえ、多くの人にインスタをフォローされることで「(フォロワー数)1位ってどんなもんなんだと毎日試されてる気がして緊張しちゃう」と多少意識してしまうこともあるそう。「私たちは常にテレビに出るときも言葉遣いや考え方をちゃんと伝えるようにしていますが、ネットでもそれは同じ」と気遣う部分も…。

 芸能人のSNSは炎上と隣合わせでもあるが「鍵をかけていないので炎上をしても自己責任」とキッパリ。「もし炎上したくないのであれば、誰にも見られないように鍵をかけたほうがいいと思います。でも全てを公開することで人との出会いだったり、知らなかった情報も入ってくる。自分のすきなもの例えば、ファッションやセレブ、情報交換もできる」と、インスタはファンとの交流の場として彼女にとって大切なツールでもあるのだ。

 「インスタには『おしゃれな写真しか載せちゃいけない』みたいな風潮は好きじゃなくて、好きなものを載せたらいいと思う。私は『私がなにを食べているかなんてみんな興味ないだろう(笑)』というスタンスだから載せていないけど、食べ物を載せたかったら載せていい。もし、それに文句を言う人もでてきたとしても、それに負けずに好きなものを載せればいい。そうすれば誰も言ってこなくなる。必ず自分を理解してくれる人は最低一人はいる。だから、私も載せたいものを載せています」と胸を張る。

 他人の目は気にせずに、楽しいことだけに目を向ける。批判されても動じないし“私は私なのだ”と。そんなポジティブな人柄がインスタとの向き合い方ひとつからも感じさせられた。今後も、インスタというツールを使って渡辺がどのように楽しさや面白さを振りまいてくれるのか楽しみである。

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