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堺雅人、俳優としてブレない理由は“方向音痴”「自分でもどこに行くかわからない」

 きょう12月9日に公開を迎えた映画『DESTINY 鎌倉ものがたり』に主演する俳優・堺雅人(44)。歴史的な視聴率をたたき出したTBS系連続ドラマ『半沢直樹』、NHK大河ドラマ『真田丸』で主演を務めるなど、いまや国民的俳優と言っても過言ではないが、「高校時代で演劇を始めてから、僕自身は何も変わっていない」と、自身を取り巻く環境は変わっても、俳優としての姿勢は何ら変化してないという。そこには以前、テレビ番組で堺自身が語って話題になった“方向音痴”というキーワードが大きく関係していた。

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 『真田丸』で主役を演じて以来、山崎貴監督と初タッグを組んだ同作が久々の映像作品となった。これまで数々の話題作に出演し、今回も劇場公開数は300館以上にのぼり、いわゆる大作の主演という重責を担うが、「作品の規模や予算とか、あんまり考えたことがない。この作品も、大きな作品だとは思いますが、描かれているものは、夫婦の小さな関係。そこの面白さはある」とあくまで自然体で、話をしていても気負いや、力が入っている様子はない。とにかくナチュラルだ。

 その理由を問うと「方向音痴なんですよ。方向音痴じゃない人って、スタートがあって終わりがある。そこまでのルートもしっかり記憶していると思うのですが、僕は毎回忘れちゃう。方向音痴の人だったら理解してもらえると思うのですが、前の旅の教訓がまったく生きない。毎回、道に迷うんです」と説明する。

 さらに「同じように芝居でも、過去のことがつながっていないので、毎回パッと地図(台本)を開いて、ここを目指そうというものはあるのですが、それが前のものと見比べて『以前こうだったから、こうしよう』という風にならないんです。毎回使い捨ての地図なんです。もちろん芝居のスキルが上がっているのかなという自覚もあるのですが、『毎回一から』という感じなので、自分でもどこに行くかわからない。だから、芝居を始めたときから、臨む姿勢は何も変わらないんです」と語る。

 強烈な「方向音痴」だという堺だが、「実は山崎監督も方向音痴だったんですよ」とはにかむ。VFXを駆使した緻密な作品を世に送り出している山崎監督だけに、意外な印象を受けるが「『ここに行きたいから、ここのルートを通って』と逆算して俳優をはめ込む方じゃなくて、一緒に地図を作っていける監督。僕の芝居を見ても『ちょっと違うんだよね』と言うのではなく、全体のプランをちょっと変えることができる。もちろん技術と懐の深さがあるからだと思うのですが、行き先を変えちゃうんです。あれは方向音痴ですね」と楽しそうに笑う。

 「今のマイブームは、会った人が方向音痴かどうか見極めることなんです」と語った堺。こうした“方向音痴”という特性が、同作では良い方向に作用したという。「グリーンバックでの撮影って方向音痴には向いていると思うんです。逆算していく人は、シーンのつながりを考え過ぎて難しいと思うのですが、僕の場合、その場だけのイメージで演じられるので、あまり混乱しないですみました」。

 「ブレず、変わらず」という堺だが、同作で夫婦を演じた高畑充希(25)とのコンビは、“大河ドラマ主演&朝ドラ主演”の共演という触れ込みで話題になるなど、常に注目を集める存在であることは否定できない。そんな周囲の声に対して「ネットニュースなどはあまり見ないようにしていますが、ちょっと時間があるときにエゴサーチとかしちゃうことはあります」と苦笑いを浮かべる。続けて「やっぱり人から自分自身や作品がどう思われているのかは気になりますが、あまりそれを気にしてしまうと自由な発想で物事ができなくなるし…。積極的にはしませんが、やや気にするという感じですかね」と揺れる胸の内を語っていた。

関連写真

  • 「高校時代で演劇を始めてから、僕自身は何も変わっていない」と語る堺雅人 (C)ORICON NewS inc.
  • 「今のマイブームは、会った人が方向音痴かどうか見極めること」 (C)ORICON NewS inc.
  • 公開中の映画『DESTINY 鎌倉ものがたり』(C)2017「DESTINY 鎌倉ものがたり」製作委員会
  • インタビューに応じた堺雅人 (C)ORICON NewS inc.

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