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松本清張『鬼畜』、玉木宏主演で新たにドラマ化

 さまざまなジャンルで多数の著書を残した作家・松本清張(1909- 92年)の初期の短編小説を原作としたドラマスペシャル『松本清張 鬼畜』が24日(後9:00)にテレビ朝日系で放送される。主演は玉木宏。『砂の器』(2011年、同局)以来、清張ドラマは2作目となる。

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 清張が実話をもとに1957年に執筆した作品。善良な人間の心に悪魔が生まれる瞬間と親子の絆を描いたセンセーショナルで深い人間ドラマ。78年に映画化(監督:野村芳太郎、主演:緒形拳)、2002 年にはビートたけし主演でドラマ化(日本テレビ)もされている。今回、脚本化するのはベテラン・竹山洋氏。演出は『相棒』シリーズでおなじみの和泉聖治監督が務める。

 物語の主人公は、小さな印刷会社を営む竹中宗吉。妻・梅子と共に真面目に働いてきたが、経営が軌道に乗ると宗吉は、愛人・菊代を囲うようになり、3人の子どもまで生ませていた。しかし、事業につまずいて仕送りが滞ると、菊代は宗吉の家に子どもたちを連れていき、自らは失踪。それをきっかけに、宗吉の運命は崩れていく。

 現実に追い詰められて哀れにも身を落としていく男と、ただひたすらに父を思い、信じ続ける息子。“人間の業”をまざまざと見せつけながらも、その根底に確かに存在する、せつなくも深い親子愛を浮かび上がらせる。善良で心やさしい人間だった宗吉の心になぜ“鬼畜”は生まれたのか。転落の果てに、宗吉が見出したものとは…。

 爽やかな“いい人”からダークヒーローまでさまざまな役柄に挑んできた玉木が、本作では葛藤しながら道を踏み外してしまう宗吉を、抑えた演技で表現。「松本清張さんの作品は登場人物がなぜ過ちを犯してしまったのか、その過程を描いたものが多く、だからこそ人間ドラマとして魅力的なのだと思っています。この作品でもある日突然、修羅場を迎えた宗吉がひとりの男として夫として父としてどう転がっていくのか、ちょっとした選択を誤っただけで壊れていく怖さが描かれていきます。また、宗吉だけでなく梅子や菊代、三者三様の角度からストーリーを感じていただくことができる作品だと思います」と話している。

 宗吉をじわじわと追い詰める妻・梅子にふんするのは、常盤貴子。夫の裏切りを知り、冷酷な女に変貌を遂げていくさまを迫真の演技で見せていく。したたかで妖艶な愛人・菊代は木村多江が熱演。妻・梅子と愛人・菊代が対面する修羅場シーンはスタジオ中に緊迫感が漂い、主演の玉木が「ただオロオロするというか、なすすべがないという状況でした」と語るほどだった。

 柳葉敏郎余貴美子橋爪功など、日本を代表する俳優たちが多数出演。『鬼畜』のオンエアに先駆けて、玉木主演の松本清張作品『砂の器』前後篇が12月22日・23日の2日連続で再放送される。



関連写真

  • 12月24日放送、テレビ朝日系ドラマスペシャル『松本清張 鬼畜』主演は玉木宏、共演は常盤貴子×木村多江ほか(C)テレビ朝日
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  • 物語の根底に流れるのは、親子を結ぶ、真の愛(C)テレビ朝日
  • 12月24日放送、テレビ朝日系ドラマスペシャル『松本清張 鬼畜』主演は玉木宏(C)テレビ朝日
  • 12月24日放送、テレビ朝日系ドラマスペシャル『松本清張 鬼畜』主演は玉木宏(C)テレビ朝日

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