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秋本治氏『こち亀』後初連載は「読後感のある作品」 新ジャンル“シネマンガ”で勝負

 『こちら葛飾区亀有公園前派出所』で知られる漫画家・秋本治氏が16日、都内で行われた集英社の新刊企画発表会に出席。昨年9月に『こち亀』終了後、同12月からグランドジャンプで『BLACK TIGER ブラックティガー』(11月2日コミックス1巻発売)を連載している秋本氏は、昔から劇画、西部劇が好きだったと明かし、「『両さんと違う』とかいろいろ言われるけれど、これは原点なんです。40年前からずっとこういうのが描きたかった。両さんが終わって、次なる新しい一歩です」と力を込めた。

秋本治氏 (C)ORICON NewS inc.

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 『BLACK TIGER ブラックティガー』は、女賞金稼ぎブラック・ティガーが、かつてない銃撃戦を生き抜く本格西部劇。この日は、女優の松田るかがティガーに扮して登場した。

 連載をするにあたり、「新しいジャンルを描くってことで、“シネマンガ”と名前をつけました。漫画でもなく映画でもなく、両方のいいところをとった」と説明し、「『ティガー』に対しては、漫画を見るというより映画を観るような、読後感のある作品にしていきたい」と熱弁。

 また、先日『週刊少年ジャンプ』で『こち亀』が1年ぶりに掲載されたが、今後の連載は「両さんに聞いてみないとわからない」と笑い、「おかげさまで反響があって、やっぱりみんな両さんを愛してくれるんだなってほっとしました」としみじみ語った。

 発表会では、『BLACK TIGER ブラックティガー』のほか、京都を舞台に女子高生たちの青春を描く『ファインダー』、スパイアクションの『Mr.Clice』、ブラジル生まれのマリアが戦闘を立て直す奮闘記『いいゆだね!』の詳細を話した後、「『こち亀』では描けなかったものを描けたらと思います」と意気込んでいた。

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