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中山美穂、5年ぶり映画主演 キム・ジェウクと純愛ラブストーリー

 女優の中山美穂(47)が、映画『蝶の眠り』(2018年春、日韓同時公開)に主演することが11日、明らかになった。中山が映画主演を務めるのは、『新しい靴を買わなくちゃ』(12年)以来、5年ぶり。アルツハイマーを患う主人公の女流作家を演じ、恋人の韓国人留学生役でドラマ『コーヒープリンス1号店』で人気を集めたキム・ジェウク(34)が共演。年の差を超えた、2人の純愛を描くラブストーリー。

映画『蝶の眠り』で共演する(左から)中山美穂、キム・ジェウク (C)2017 SIGLO, KING RECORDS, ZOA FILMS

映画『蝶の眠り』で共演する(左から)中山美穂、キム・ジェウク (C)2017 SIGLO, KING RECORDS, ZOA FILMS

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 同作は、フランス現代文学の代表的女流作家マルグリット・デュラス氏の晩年の恋を描いた映画『デュラス 愛の最終章』に着想を得て、『子猫をお願い』のチョン・ジェウン監督がメガホンをとった。

 50代でありながらも美しく、若い読者にも根強いファンを持つ、売れっ子の女流小説家・松村涼子(中山)。作家として成功し、満ち足りた生活を送っていたが、遺伝性のアルツハイマーに冒されていることを知り、人生の終焉に向き合うことを余儀なくされる。

 “魂の死”を迎える前に、小説を書く以外に何かをやり遂げようと、大学で講師を務め始めた涼子。ある日、大学近くの居酒屋で、韓国人の留学生チャネ(ジェウク)と出会い、ひょんなことから涼子の執筆活動を手伝うことになる。作業を進めるうち、次第に年齢の差を超えて互いに引かれる2人だったが、涼子のアルツハイマーは容赦なく進行していく。

 撮影はすべて日本で行われ、次第に病に冒されていくも、愛に生きる等身大の女性像を中山が表現。幼少期に日本で生活していた経験を持つジェウクは、劇中でも完璧な日本語での演技を披露している。

 また、10月12日から開催される『第22回釜山国際映画祭』のGala Presentation部門への出品が決定。ジェウン監督は「撮影は全て日本で行い、キャストもスタッフもほとんどが日本の方で、私には学ぶことの多い経験でした。この華々しい舞台で、ようやく皆さまにご覧いただけることとなり、深い感慨を覚えます」とコメントを寄せた。

 中山も「私が演じた涼子は50代の強い女性。時間が経つにつれ、はかなく脆くなっていくのですが、チョン・ジェウン監督の繊細な表現と、キム・ジェウクさんの受け止めようとしてくれたお芝居が非常に切ないです。たくさんの方に観ていただければ幸いです」と話している。

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