野球マンガにして、熱血なシーンではなく、高校野球部の平均的日常をほのぼのと描いた部活コメディー『ちょっとまて野球部！』が実写映画化されることが8日、わかった。野球部“キングオブバカ”と称される正直でまっすぐな大堀広揮役に須賀健太（22）、3バカの1人でお茶出しには強いこだわりを持つ乙女男子・秋本高兵役に小関裕太（21）、天然マイペースな宮田捺生役を山本涼介（21）が務める。3人は映画初共演。

　漫画家・ゆくえ高那氏の原作で現在「GOGOバンチ」（新潮社）で連載中。野球部の漫画ながら女性が見ても楽しめる部活コメディーで、強豪でも弱小でもない日本一平均的なチーム県立神弦高校野球部の一年生“3バカトリオ”を中心に部活の側面を描く。監督は、人気テレビ番組『孤独のグルメ season1〜3』や、ドラマ『嘘の戦争』の演出も手掛けた宝来忠昭が担当する。

　須賀は「今回お話を頂いてから原作を読ませて頂きましたが、学生の頃の、バカなことに全力を出せる眩しさが表現されていて、なにより3バカの愛おしさに自然と笑顔になりました」といい「ゆるく、笑える。そんな作品になったと思います！　ぜひご覧ください」とアピール。

　3バカの一人、秋本演じる小関は「我ら3人は初共演ではあるのですが、学生時代の実際の学び舎が一緒だったので、役に対してとても溶け込みやすかったです。その良さがお芝居の雰囲気にも表れていると思うので楽しみにして頂きたいです！」とコメント。山本は「三者三様のどこか憎めない愛すべきバカ3人の姿を観て、観てくださる方が元気になって、友情っていいなーと思ってもらえたら最高です」と呼びかけている。