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向井理&斎藤工W主演、池井戸潤『アキラとあきら』連ドラ化

 俳優の向井理斎藤工が7月よりスタートする『連続ドラマW アキラとあきら』でW主演することがわかった。人気作家・池井戸潤氏によって2006年から2009年にかけて月刊小説誌『問題小説』(月刊小説刊)に連載された小説が5月31日オリジナル文庫として刊行されるのに合わせて連ドラ化が決定。大企業の御曹司として、約束された次期社長という“宿命”にあらがう階堂彬(向井)と父の会社の倒産、夜逃げなど過酷な“運命”に翻弄されながらも、理想を育んだ山崎瑛(斎藤)がバブル経済とその崩壊、激動の時代を駆け抜ける2人の姿を描くヒューマンドラマとなっている。

WOWOW『連続ドラマW アキラとあきら』にW主演する(左から)向井理、斎藤工 (C)WOWOW

WOWOW『連続ドラマW アキラとあきら』にW主演する(左から)向井理、斎藤工 (C)WOWOW

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 『連続ドラマW』では『空飛ぶタイヤ』(09年/全5話)、『下町ロケット』(11年/全5話)『株価暴落』(14年/全5話)など池井戸作品を発表し、今回は4作目となるがそのなかでも最長の全9話で制作。昭和から平成にかけ、何かに導かれるように交差する2人の運命のなかで幼少期から青年期にかけて、誰もが経験する人生の選択。反抗、親友との別れ、肉親の死、初恋、受験、就職、成功、挫折…。人生のキーワードを盛り込みながらスリリングかつ重厚な人間ドラマを展開していく。

 今回で4回目の共演となる向井と斎藤だが「初めての時は変な人だなって思って見てました(笑)。しっかりと対峙して二人芝居に挑戦するのは本作が初めてで不思議な感じですが、楽しんでやれればと思います」と向井。斎藤も「向井さんは客観性を持っていて良い意味でクールな部分もあり、階堂彬に通じているところがあると思います。また、俳優としての彼の歩みの奥に隠れたうごめくものが同時にあるなと感じています。彼自身がどういう道を歩んできて、そしてどこにいくのか興味がありますし、そうした中で今回、初めて深く関わっていけることはとても楽しみな現場です」と互いに期待を寄せている。

 実際に叔父が銀行員だった向井は「色んな話を聞いて現場に臨んでいます」と準備をしているそうで「また、バブルを境に価値観やファッションなど日本は変わったと思いますが、今回スーツも時代に合わせて太さやディティールにこだわっています。リアリティとエンターテインメントの両方を楽しんでいただけると思います」とみどころを紹介。

 斎藤は「このドラマは2時間に集約できない映画に関わっている感覚がすごくあります。また、根が太くて強いところから始まっているので、風が吹いたり、雨が降ったり、太陽を浴び過ぎても、根がしっかりしている体制の中で臨めるということは現場としてとても幸せです」と充実した様子。「その想いがそのまま作品に宿ると思いますし、日本の特別な時期を描く中で、その時代を見て、ぜひ今と未来が見える体験をしてほしいです」とアピールしている。

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