04年に6町村が合併して誕生した島根県雲南市が今年3月、映像による地域おこしと雲南市の全国発信を目指して『うんなん映像プロジェクト』を設立。神話のふるさと雲南市に伝わる『やまたのおろち伝説』をモチーフとした青春映画『うん、何?UN-NAN〜やまたのおろち伝説〜』を製作することを決定、現在その高校生役出演者を募集している。
物語は、卒業後の進路を決めかねている雲南市の高校生・鉄郎と、彼が憧れる多賀子との恋物語を縦軸に、鉄郎が地元に伝わる伝説や文化に触れ、ふるさとに定住することを決意するまでを描く。本編には雲南市の美しい風景や名所、遺跡、伝統芸能などがふんだんに盛り込まれる予定だ。監督は『守ってあげたい』(菅野美穂主演)、『ミラクルバナナ』(06年秋公開 出演:小山田サユリ、山本耕史)の錦織良成が手掛ける。『うんなん映像プロジェクト』では、主人公・鉄郎とヒロイン・多賀子をはじめとする高校生キャストの一般公募のオーディションを開催。演技経験、プロ・アマ不問で新しい才能を求めていく。
さらに最近では雲南市のように、映画の出演者オーディションを行なうことも増えている。広島県比婆郡西条町が協力して製作した映画『ヒナゴン』(出演:伊原剛志・井川遥 主題歌:奥田民生)では、井川遥の妹役をオーディションで地元から抜擢。熊本と長崎の支援を受けた地元発信の映画『風のダドゥ』(出演:榎木孝明・勝野洋)では広く全国からキャストの募集を行なった。今後も宮城県・仙台市が企画する映画でキャストオーディションが予定されている。
こうした試みがきっかけとなり、地方発のヒット映画が生まれ、芸能界デビューのチャンスが少ない地方からスター俳優が誕生する可能性も大きい。それはどんな公共事業やイベントよりも地元をアピールする「地域おこし」になるはずだ。
【応募要項】
資格:13〜20歳くらいの男女(高校生に見える人)。居住地、経験、プロ・アマ不問。撮影期間中(7〜8月)雲南市に滞在できる人
募集締切日:2006年5月31日必着
選考方法:1次/書類審査
最終/オーディション:山陰ブロックは6月10日(土)、11日(日)、雲南市チェリヴァーホール(JR木次駅前)にて
※東京ブロックは日時・会場とも未定
審査会場:中国 / 四国
備考:映画撮影中の雲南市滞在費などの諸経費は主催者が負担。製作協力として、今後の錦織監督作品を支えようと新たに設立されたアトリエ・ドゥ・レーヴが参加
詳細は、http://user.kkm.ne.jp/cheriver/へ
2006/05/09