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石原さとみ、反戦ドラマに「胸が苦しくなった」

 女優の石原さとみが5日、東京・渋谷のNHKで『ドラマ 戦艦武蔵』の試写会に出席した。昨年3月に海底で発見された戦艦武蔵の元乗組員と遺族の魂の交流を描いた人間ドラマ。戦艦武蔵の元乗組員だった祖父がどのような最期を遂げたのかを知りたいと思い、祖父の戦友を訪ねて四国へ旅に出る28歳の介護職員・真中麻有を演じた石原は、会見中も繰り返し「胸が苦しくなった」といい、「知らなかったことを、知れたことが大きい。若い世代にも観ていただいていろいろ感じてもらえたら」とメッセージを送った。

反戦ドラマ出演で「胸が苦しくなった」と語った石原さとみ (C)ORICON NewS inc.

反戦ドラマ出演で「胸が苦しくなった」と語った石原さとみ (C)ORICON NewS inc.

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 小学生の頃に祖父母を亡くしたという石原は、このドラマへの出演をきっかけに、祖父母の話を母から聞く機会が持てたと明かし「いままで話せなかったことも母が話してくれました」と、家族で話し合うきっかけになったいう。

 会見には、出演者の勝地涼渡辺美佐子津川雅彦、作・演出を担当した岡崎栄氏が同席。30年、戦艦武蔵を題材した作品を企画し、断念した経緯のある岡崎氏は、「『男たちの大和/YAMATO』(2005年公開の映画)のように戦争を描く方法もあるが、いろいろな形で伝えていけたら」と、当時はなかった映像技術を駆使した本作の仕上がりに自信をにじませた。武蔵の戦闘の様子はあえて、ロトスコープでアニメ化し、「子どもたちが面白いなって観てくれたら」と願った。

 津川は「海底に沈む戦艦武蔵の実映像が出てくるのがいい」と、“いま”、ドラマとして放送する意義を強調。「登場人物が『武蔵は沈まない』と言った直後に、沈んでいる戦艦武蔵の映像が出てくる。こんな反戦ドラマはない。30年前だったらできなかった」と話していた。

 同ドラマは、あす6日にBSプレミアムで午後7時30分から89分版を放送。9月3日に総合テレビ午後9時から73分版を放送。

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  • 反戦ドラマ出演で「胸が苦しくなった」と語った石原さとみ (C)ORICON NewS inc.
  • (左から)勝地涼、渡辺美佐子、石原さとみ、津川雅彦 (C)ORICON NewS inc.
  • 『ドラマ 戦艦武蔵』の試写会に出席した(左から)勝地涼、渡辺美佐子、石原さとみ、津川雅彦 (C)ORICON NewS inc.
  • 『ドラマ 戦艦武蔵』の試写会に出席した勝地涼 (C)ORICON NewS inc.
  • 『ドラマ 戦艦武蔵』の試写会に出席した渡辺美佐子 (C)ORICON NewS inc.
  • 『ドラマ 戦艦武蔵』の試写会に出席した津川雅彦 (C)ORICON NewS inc.
  • 『ドラマ 戦艦武蔵』の試写会に出席した作・演出の岡崎栄氏 (C)ORICON NewS inc.

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