歌舞伎俳優の市川猿之助(40)、坂東巳之助(26)が27日、都内で行われた『平成28年度 松竹大歌舞伎』製作発表記者会見に出席。2人のダブルキャストで『獨道中五十三驛(ひとりたびごじゅうさんつぎ)』の上演が発表され、猿之助は「歌舞伎の芸を教えるのは、後輩に元気な姿をそばで見てもらうのが一番早い」と思いを語った。
猿之助は「早替りなどの芸は、教えるのではなく後輩に元気な姿を見せるのがいいって、おじ(市川猿翁)が言っていた」と教えを明かし、「坂東家といえば早替りがお家芸なので、彼も身につけてくれたら」と期待。巳之助は「猿之助兄さんは、私が殻を破らないと乗り越えられないようなお役をいつもくださるので、なんとか応えられるようにと思っている。今回は今まで史上最高の大きな役割をいただいたので、責任をもってしっかり食らいついていきたい」と気を引き締めていた。
同演目は、十返舎一九の『東海道中膝栗毛』に着想を得た四世鶴屋南北が、東海道五十三次を舞台にお家騒動と仇討を主軸に描いた大作。1981年に三代目市川猿之助(現猿翁)が復活上演させ、宙乗りや、老若男女から雷までの13役を一人の俳優が演じる早替りが見どころとなる。
10月1日に埼玉・入間市市民会館より上演され、同26日まで巡業する。
猿之助は「早替りなどの芸は、教えるのではなく後輩に元気な姿を見せるのがいいって、おじ(市川猿翁)が言っていた」と教えを明かし、「坂東家といえば早替りがお家芸なので、彼も身につけてくれたら」と期待。巳之助は「猿之助兄さんは、私が殻を破らないと乗り越えられないようなお役をいつもくださるので、なんとか応えられるようにと思っている。今回は今まで史上最高の大きな役割をいただいたので、責任をもってしっかり食らいついていきたい」と気を引き締めていた。
同演目は、十返舎一九の『東海道中膝栗毛』に着想を得た四世鶴屋南北が、東海道五十三次を舞台にお家騒動と仇討を主軸に描いた大作。1981年に三代目市川猿之助(現猿翁)が復活上演させ、宙乗りや、老若男女から雷までの13役を一人の俳優が演じる早替りが見どころとなる。
10月1日に埼玉・入間市市民会館より上演され、同26日まで巡業する。
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2016/06/27