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高良健吾、被災地は「毎日状況が変わる」 故郷・熊本に「また来てもらう活動を」

 熊本県熊本市出身の俳優・高良健吾(28)、映画監督の行定勲氏(47)が25日、東京・テアトル新宿で行われた映画『うつくしいひと』(行定監督)チャリティー上映会前に出席。熊本地震で被害を受けた故郷の現状を明かした。

熊本地震で被害を受けた故郷の現状を明かす高良健吾 (C)ORICON NewS inc.

熊本地震で被害を受けた故郷の現状を明かす高良健吾 (C)ORICON NewS inc.

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 16日付のブログで「自分にできることはすべてやりたい」とつづっていた高良。仲間とともに18日に炊き出しをやる計画だったが、空港閉鎖のため17日の朝に福岡に行き、そこから2〜4トンの水が入るトラックを用意してもらい、熊本入り。21日まで給水活動を行った。高良は被災地について「きょう必要だったものが、明日必要じゃないかもしれない。震災があってから毎日状況が変わる」と報告した。

 さらに「熊本で地震があるなんて思っていなかった。みんなそう思っていた。(崩落した)阿蘇大橋は小さい頃からよく通っていたし、熊本城はよく集る場所だった。あんな景色になって…」と無念の表情。今後の支援活動は「どうにかして、また熊本に来てもらう活動をしたい。(地震で)怖い印象になってしまったけど、素晴らしい場所なので、また来てもらいたい」といい、「熊本には7年しか住んでいませんが、育ててもらった感覚が根っこにある。熊本に対して、できることがあったら参加したい」と支援継続を誓った。

 15日に熊本入りした行定監督は、16日の本震も経験し、「自分の家に住めなくなって、どうなっていくんだろうという、絶望的な顔をたくさん見た」と回想。現地では「頑張れる人で交代でいいから復興の道を歩んでほしい」と声をかけており、「そしたら、その道を僕たちが手助けできる」と故郷を思った。

 同映画は昨年10月に熊本県内で撮影された、行定氏が初めて故郷を撮った作品。熊本地震により被害を受けた熊本城や阿蘇が登場し、上映時間39分の短編映画となっている。今回の被災者支援のためのチャリティー上映は、行定監督の呼びかけにより企画され、実現した。

 今月21日午後10時にネット上で販売された座席指定券218席は、翌朝までにすべて完売。その翌朝に劇場窓口で販売された立ち見券32枚もその日のうちに売り切れに。会場では5月8日まで募金箱が設置される。この日のイベントを皮切りに、全国の映画館やホール、映画祭などでチャリティー上映会を行う予定で、集まった義援金は後日寄付される。

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  • 熊本地震で被害を受けた故郷の現状を明かす高良健吾 (C)ORICON NewS inc.
  • 募金を呼びかける(左から)高良健吾、行定勲監督 (C)ORICON NewS inc.
  • 橋本愛=映画『うつくしいひと』チャリティー上映会 (C)ORICON NewS inc.
  • (左から)行定勲監督、橋本愛、高良健吾=映画『うつくしいひと』チャリティー上映会 (C)ORICON NewS inc.
  • 熊本出身のアーティスト・柴田隆浩(忘れらんねえよ)=映画『うつくしいひと』チャリティー上映会 (C)ORICON NewS inc.
  • (左から)高良健吾、行定勲監督=映画『うつくしいひと』チャリティー上映会 (C)ORICON NewS inc.
  • (左から)行定勲監督、高良健吾=映画『うつくしいひと』チャリティー上映会 (C)ORICON NewS inc.
  • (左から)行定勲監督、高良健吾、柴田隆浩(忘れらんねえよ)=映画『うつくしいひと』チャリティー上映会 (C)ORICON NewS inc.
  • 募金を呼びかける高良健吾=映画『うつくしいひと』チャリティー上映会 (C)ORICON NewS inc.
  • 募金を呼びかける高良健吾=映画『うつくしいひと』チャリティー上映会 (C)ORICON NewS inc.

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