テレビ朝日で1987年6月より29年間続くミニ紀行番組『世界の車窓から』(月〜金 後11:10※系列各局で放送時間が異なる)が、今月29日に放送1万回を迎える。放送開始から一度も交代することなくナレーションを務めているのは、俳優の石丸謙二郎(62)。1万回を目前に感慨もひとしおの様子で、「役者としての黎明期から始めているから、ナレーションだけでなく役者としても育ててくれた番組です」と、インタビューに応じた。 番組は、世界各地の鉄道を紹介するドキュメンタリー。窓から見える美しい景色はもちろん、沿線の街・名所、遺跡などの観光地など、さまざまな情景を音楽に乗せて送る。列車内の乗客、乗務員、あるいは駅構内の様子を映し出すこともある。番組テーマ曲は、溝口肇作曲による「世界の車窓から」。現在までに104の国と地域を訪れ、列車の走行距離は地球19周分にもなる。
2016/04/06