夏目漱石没後100年の今年、あの名作『坊っちゃん』のその後を創作したドラマ『“くたばれ” 坊っちゃん』がNHK・BSプレミアムで6月22日(後10:00〜10:59)に放送される。愛媛・松山放送局が制作する本作は、10年ぶりに生まれ故郷・松山へと戻ってきた矢崎純平(27)が主人公の現代劇。俳優の勝地涼、山崎努、瀧本美織の出演が決定している。
純平は、小説『坊っちゃん』の中で坊っちゃんに成敗された赤シャツの孫として、幼いころから白い目で見られ続け、この街を恨んでいた。そんな純平に、実家へ向かう路面電車の中で因縁をつけてきた一人の老人…もしかして、彼はかつて松山で縦横無尽に暴れた“坊っちゃん”なのか!? 宿命を感じずにはいられない純平は、老人の横暴な態度に怒りを募らせていく。
企画の発端は「なぜ『坊っちゃん』は愛媛を去らなければいけなかったのか、という疑問から始まりました」と制作統括の西田淳氏。
夏目漱石の小説に描かれているのは、愛媛・松山の中学校に、江戸っ子の“坊っちゃん”が赴任してきて起きる騒動の数々。その結末で、“坊っちゃん”は松山に別れを告げ、東京に戻ってしまう。
「松山は当時も、地元をこよなく愛する人たちが生きる街だったでしょう。気候も、自然も食材も、今と変わらず素晴らしいものだったに違いありません。なのに、なぜ“坊っちゃん”はこんな不幸な別れを体験しなければいけなかったのか。“坊っちゃん”に『どうですか、ここは?』ともう一度、問いかける物語です」と西田氏。
オリジナルで脚本を書き下ろすのは、同局のドラマ初登場の武藤将吾氏。連続ドラマ『電車男』をはじめ、『若者たち2014』『怪盗山猫』、映画『テルマエ・ロマエ』など、数々のヒット作を生み出してきた。「小説『坊っちゃん』の世界に足を踏み入れた途端、その軽妙かつ揺るぎない芯の強さに打ちのめされました。この偉大な小説とどう向き合えばよいのか。悩んだ結果、寄り添うのではなく、『くたばれ、坊っちゃん!』という気持ちでぶつかりました」と、タイトルに込めた思いを明かしている。
純平は、小説『坊っちゃん』の中で坊っちゃんに成敗された赤シャツの孫として、幼いころから白い目で見られ続け、この街を恨んでいた。そんな純平に、実家へ向かう路面電車の中で因縁をつけてきた一人の老人…もしかして、彼はかつて松山で縦横無尽に暴れた“坊っちゃん”なのか!? 宿命を感じずにはいられない純平は、老人の横暴な態度に怒りを募らせていく。
企画の発端は「なぜ『坊っちゃん』は愛媛を去らなければいけなかったのか、という疑問から始まりました」と制作統括の西田淳氏。
夏目漱石の小説に描かれているのは、愛媛・松山の中学校に、江戸っ子の“坊っちゃん”が赴任してきて起きる騒動の数々。その結末で、“坊っちゃん”は松山に別れを告げ、東京に戻ってしまう。
「松山は当時も、地元をこよなく愛する人たちが生きる街だったでしょう。気候も、自然も食材も、今と変わらず素晴らしいものだったに違いありません。なのに、なぜ“坊っちゃん”はこんな不幸な別れを体験しなければいけなかったのか。“坊っちゃん”に『どうですか、ここは?』ともう一度、問いかける物語です」と西田氏。
オリジナルで脚本を書き下ろすのは、同局のドラマ初登場の武藤将吾氏。連続ドラマ『電車男』をはじめ、『若者たち2014』『怪盗山猫』、映画『テルマエ・ロマエ』など、数々のヒット作を生み出してきた。「小説『坊っちゃん』の世界に足を踏み入れた途端、その軽妙かつ揺るぎない芯の強さに打ちのめされました。この偉大な小説とどう向き合えばよいのか。悩んだ結果、寄り添うのではなく、『くたばれ、坊っちゃん!』という気持ちでぶつかりました」と、タイトルに込めた思いを明かしている。
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2016/03/08