今夏のリオデジャネイロ五輪の代表選考会を兼ねた『第35回大阪国際女子マラソン』が今月31日に開催される。関西テレビでは前日の30日に、リオを目指すランナーの一人、福士加代子選手(33)に長期密着取材したドキュメンタリー番組の第5弾『私がマラソンを走る本当の理由』(後4:35〜5:25※関西ローカル)を放送。今回の大阪で五輪代表を勝ち取ることができなければ、次はない。そんな福士選手の覚悟に迫る。
五輪には22歳で初出場した2004年のアテネから3大会連続で長距離種目で出場しているが、マラソンでは過去2度の挑戦でいずれも手が届かなかった。かつて、“トラックの女王”“日本長距離最強女子ランナー”と称された福士選手も33歳。リオ五輪の代表に決まれば、日本の女子マラソンの五輪代表では史上最年長となる。
福士選手自身にとって初マラソンでもあった08年1月の大阪国際(兼北京五輪代表選考会)は、序盤日本記録を更新するペースでトップを独走するも、30キロ過ぎで力尽き大失速、何度も転倒しながら19位でゴールするという衝撃的なレースで繰り広げた。2度目は、12年1月の大阪国際(兼ロンドン五輪代表選手選考会)。この時もレース直前の調整ミスにより25キロ過ぎで失速してしまった。
しかし、13年1月の大阪国際で、世界の強豪・ガメラシュメルコに次ぐ、2位(のちに繰り上げ1位)に入り、マラソンへの適性を証明すると、同年8月の世界選手権ではモスクワの酷暑の中で銅メダルを獲得。リオ五輪への期待ががぜん高まった。
ところがその後、14年から昨年8月までの間に計3回、左右の脚を骨折していたことが今回の放送で初めて明らかにされる。14年10月ベルリンマラソン出場後に右足中足骨を骨折。手術を行わず、リハビリにより回復を図ったが15年3月、またしても同じ箇所を骨折。結局手術に踏み切ることになった。さらに同年8月、今度は左足の疲労骨折が判明。そんな中、わすか1ヶ月余りの調整で強行出場した同年10月のシカゴマラソンで4位入賞を達成。
福士選手を05年から継続的に取材している同局スポーツ部澤田淳司ディレクターは「福士選手はスイッチが入ると、獲物を狙う獣のようになります。トラックや駅伝などで圧倒的強さを誇っていたような、そのスイッチがマラソンでもしっかりと入るようになれば、8度目のマラソンとなる今回の大阪国際で一気に記録も順位も殻を破る可能性があると思われます」と期待を寄せる。
同局ではこれまでに、福士選手のドキュメンタリー番組、『私がマラソンを走らない理由』(05年)、『私がマラソンを走る理由』(08年)、『私がマラソンを再び走る理由』(12年)、『私がマラソンを走る意味』(13年)を制作・放送してきた。
今回の番組について、澤田ディレクターは「福士選手の大阪国際女子マラソンでの3度目の五輪代表挑戦は、2度の五輪代表選考レースでの失敗を取り戻す、まさに彼女自身の集大成でもあり、リオの切符が取れなければ、マラソンランナーとしての引退を意味します。番組では、05年からの11年の取材の集大成として、番組タイトルにした『私がマラソンを走る本当の理由』が何なのか、それをしっかりと伝えたい」と意気込む。
昨年のシカゴマラソンで課題としていた30キロ以降の失速を克服することができ、「初めてマラソンを走った気がする」と話していたという福士選手。心身ともに充実した状態で「マラソンで1等賞、今年こそは取りたい」と31日の号砲を待っている。
『第35回大阪国際女子マラソン』の模様は関西テレビ・フジテレビ系で31日正午から放送される(レースのスタートは午後0時10分)。
五輪には22歳で初出場した2004年のアテネから3大会連続で長距離種目で出場しているが、マラソンでは過去2度の挑戦でいずれも手が届かなかった。かつて、“トラックの女王”“日本長距離最強女子ランナー”と称された福士選手も33歳。リオ五輪の代表に決まれば、日本の女子マラソンの五輪代表では史上最年長となる。
しかし、13年1月の大阪国際で、世界の強豪・ガメラシュメルコに次ぐ、2位(のちに繰り上げ1位)に入り、マラソンへの適性を証明すると、同年8月の世界選手権ではモスクワの酷暑の中で銅メダルを獲得。リオ五輪への期待ががぜん高まった。
ところがその後、14年から昨年8月までの間に計3回、左右の脚を骨折していたことが今回の放送で初めて明らかにされる。14年10月ベルリンマラソン出場後に右足中足骨を骨折。手術を行わず、リハビリにより回復を図ったが15年3月、またしても同じ箇所を骨折。結局手術に踏み切ることになった。さらに同年8月、今度は左足の疲労骨折が判明。そんな中、わすか1ヶ月余りの調整で強行出場した同年10月のシカゴマラソンで4位入賞を達成。
福士選手を05年から継続的に取材している同局スポーツ部澤田淳司ディレクターは「福士選手はスイッチが入ると、獲物を狙う獣のようになります。トラックや駅伝などで圧倒的強さを誇っていたような、そのスイッチがマラソンでもしっかりと入るようになれば、8度目のマラソンとなる今回の大阪国際で一気に記録も順位も殻を破る可能性があると思われます」と期待を寄せる。
同局ではこれまでに、福士選手のドキュメンタリー番組、『私がマラソンを走らない理由』(05年)、『私がマラソンを走る理由』(08年)、『私がマラソンを再び走る理由』(12年)、『私がマラソンを走る意味』(13年)を制作・放送してきた。
今回の番組について、澤田ディレクターは「福士選手の大阪国際女子マラソンでの3度目の五輪代表挑戦は、2度の五輪代表選考レースでの失敗を取り戻す、まさに彼女自身の集大成でもあり、リオの切符が取れなければ、マラソンランナーとしての引退を意味します。番組では、05年からの11年の取材の集大成として、番組タイトルにした『私がマラソンを走る本当の理由』が何なのか、それをしっかりと伝えたい」と意気込む。
昨年のシカゴマラソンで課題としていた30キロ以降の失速を克服することができ、「初めてマラソンを走った気がする」と話していたという福士選手。心身ともに充実した状態で「マラソンで1等賞、今年こそは取りたい」と31日の号砲を待っている。
『第35回大阪国際女子マラソン』の模様は関西テレビ・フジテレビ系で31日正午から放送される(レースのスタートは午後0時10分)。
2016/01/29