アニメ&ゲーム カテゴリ
  • ホーム
  • 芸能
  • 椎名桔平、アラフィフ俳優の活躍は励み「自分も負けずに頑張らないと」

椎名桔平、アラフィフ俳優の活躍は励み「自分も負けずに頑張らないと」

 アラフォー・アラフィフ世代の活躍が目立つ最近のドラマ・映画界。秋ドラマの主役または二番手に限っても、阿部寛(51)、椎名桔平(51)、上川隆也(50)、渡部篤郎(47)、江口洋介(47)、西島秀俊(44)、谷原章介(43)、反町隆史(41)、伊藤英明(40)、オダギリジョー(39)、滝藤賢一(38)と、そうそうたる顔ぶれだ。この中の一人、NHK・土曜ドラマ『破裂』(土曜 後10:00)に主演する椎名は「同年代の俳優さんたちが活躍されているのは、素直にうれしいし、自分も負けずに頑張らないと、と励みになりますね」と誇らしげに語った。

【写真】その他の写真を見る


 『破裂』は、老化した心臓を若返らせる“夢の治療法”を開発したエリート医師・香村鷹一郎(椎名)が、その新療法を悪用し、寝たきり老人抹殺作戦を画策する国家的陰謀に巻き込まれていく禁断の医療サスペンスだ。現役の医師でもある久坂部羊氏の同名小説をドラマ化した。

 香村は、心臓外科医として優秀だが、万能ではない。画期的な新療法を開発して注目を浴びる一方で、医療ミスを隠蔽(いんぺい)していた過去に追い詰められていく。しかも、新療法の治験第1号となった国民的名優・倉木蓮太郎(仲代達矢)は、40年前に自分と母親を捨てた実の父親。治験が成功したかに見えた矢先、新療法には心臓破裂という恐るべき副作用が判明する。

 「1話で見た香村と、2話、3話と物語が展開していく中で違った香村が見えてきて、それが最終話まで続いていきますよ。最後まで期待してもらいたいです」。

 香村は冷徹な人なのかと思ったら、新療法の開発にかける情熱は激アツ。医療ミスを隠蔽していたかと思えば、新療法の副作用を自ら世間に公表するなど、正義でも悪でもない。そんな香村のつまずきや葛藤を、とても人間らしく演じている。

 椎名が役作りについて語っているのを聞きながら、頭に浮かんだのは19世紀末の新印象派の画家、スーラの点描画だ。

 「若い頃は、持っている色が少なくて、経験値を増やそう、役の幅を広げよう、俳優修業として何でもやってみようと取り組みながら、自分の中に新しい色を見つけていくっていうのかな。そして、いまは、手持ちの色が増えていって、たくさんの色を使ってどんな人物も描けそうだな、複雑な色味を出せるようになってきたな、という自信もある。役を演じるってそういうことなんじゃないか、と思うんです」。

 51歳になり、来年デビュー30周年を迎える椎名。コメディーからシリアスまで数々の幅広い役柄をこなしてきた。「これまで仕事でやってきたすべての経験、半世紀生きてきた自分の人生を信じて、自分だからできることにもっと目を向けていきたい」とますます意欲的に。

 「香村のせりふに『わたしにしか救えない』というのがある。その気持ち、わかる気がしますね。この作品の香村役も、僕がやらなかったら、ほかの誰かがやれば済むこと。でも、僕じゃないとできない香村が必ずあるはずで、この作品では自分ならではの香村を、自信を持って演じることができました」。

 全7回のドラマは後半へ。10月31日放送の第4回は、突然死の回避策を研究し続ける香村だったが、倉木の心臓には副作用の兆候が…。だが倉木は撮影に打ちこむ余り体を酷使し、定期検査もすっぽかすようになる。そんな倉木に強く憤慨する香村。深い確執のある親子は、激しく口論する。

 「この時の香村の気持ち? 僕がどう感じて演じていたかは別にして、視聴者の皆さんが観て感じてほしい。複雑でしょう人間って(笑)」。



関連写真

  • NHK土曜ドラマ『破裂』に主演する椎名桔平(C)ORICON NewS inc.
  • NHK土曜ドラマ『破裂』第4回(10月31日放送)より。医療ミス隠蔽の証拠を佐久間(滝藤賢一/中央)に握られた主人公の香村(椎名桔平/右)(C)NHK
  • 倉木(仲代達矢/左)の心臓にも副作用の兆候が見え始め…、焦る香村(椎名桔平/右)(C)NHK
  • NHK土曜ドラマ『破裂』第4回(10月31日放送)より。香村(椎名桔平/右)と腹心の厨(甲本雅裕/左)とともに佐久間(滝藤賢一/中央)のプロジェクトへの参加を余儀なくされる(C)NHK
  • NHK土曜ドラマ『破裂』第4回(10月31日放送)より。倉木(仲代達矢/左)の心臓にも副作用の兆候が見え始め…、焦る香村(椎名桔平/右)(C)NHK

オリコントピックス