文学座代表・加藤武さん死去 86歳

 『金田一耕助』シリーズ(市川崑監督)などで知られる俳優で文学座代表の加藤武さんが7月31日、死去した。86歳だった。

 文学座によると同日夕、スポーツジムのサウナで倒れ、搬送先の病院で亡くなった。葬儀は親族のみで執り行う。

 加藤さんは1929年東京生まれ。早稲田大文学部卒業後の1952年に文学座に入り、同年の『狐憑(こひょう)』で初舞台を踏んだ。文学座の代表的な舞台に立つ一方、映画『蜘蛛巣城』『隠し砦の三悪人』『悪い奴ほどよく眠る』(黒澤明監督)、『仁義なき戦い』シリーズ(深作欣二監督)などにも幅広く出演。

 2014年『夏の盛りの蝉のように』(文学座本公演)で葛飾北斎を演じ「第49回紀伊國屋演劇賞個人賞」「第22回読売演劇大賞優秀男優賞」などを受賞。同作が文学座での最後の舞台となった。

 次なる舞台となる予定だった、今秋の可児市文化創造センターと文学座の共同制作公演『すててこてこてこ』に意欲を燃やしていたという。



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