国際短編映画祭『ショートショート フィルムフェスティバル＆アジア（SSFF＆ASIA）2015』のアワードセレモニーが15日、都内で行われ、イランの新鋭、レザ・ファヒミ監督作品『キミのモノ』がグランプリを受賞した。同作品は、来年2月に開催される『第88回米国アカデミー賞』短編部門ノミネート選考対象作品となる。

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　同作は、ある小さな街にいる二人の少年が主人公。ファヒミ監督は、自身2作目のショートフィルムでグランプリを受賞し、奥田瑛二、藤原紀香、要潤ら審査員からは「子どもの自然な演技に魅了された」「誰が観ても共感できるストーリー」と評価をうけた。

　そのほか、インターナショナル部門 優秀賞をロットフィ・アコー監督の『父親』、ジャパン部門 優秀賞を岸本司監督の『こころ、おどる-Kerama Blue-』が受賞。

　CGアニメーション部門の優秀賞をジョシー・マリス監督の『ベンディート・マシンV-引き金を引け！-』、ミュージックShort部門 UULAアワードを藤原伊織監督の『しおり』、同部門のシネマチックアワードを山岸聖太監督の『生きてゆく 完全版』、特別賞をARATA監督の『疾走れ！ミライ』が受賞した。

　フジテレビ系『オモクリ監督 〜O-Creator’s TV show〜』の中で制作された短編作品もノミネートされていたが、出品していた千原ジュニアは「こんなにスケールが大きい映画祭って聞いていなかった」と会場の雰囲気に驚き。劇団ひとりは、結果が発表される前から「気が早いですが、来年こそ頑張りたい」とノミネート作品のレベルの高さに弱気になっていた。

　そのほか、SSFF＆ASIAとAKB48がコラボした「AKB×ShortShort」projectから北原里英、茂木忍、中西智代梨が登場。話題賞を除く各受賞作品は、17日より同映画祭と連動したショートフィルム専門映画館、神奈川・ブリリア ショートショートシアターにて上映を予定している。