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AT車全盛のいまだからこそ、あえて「マニュアル車礼賛論」を唱えてみたい

 いまや日本では、AT(オートマチック)車じゃなきゃクルマじゃない、言われるくらい、MT(マニュアルトランスミッション)車の肩身は狭い。運転免許にAT車限定というカテゴリーができて久しいし、第一、各メーカーを見回しても、MT車を探すことの方が難しい。しかも、長引く景気低迷や趣味趣向の多様化などもあってか、クルマは単なる移動手段だからなんでもいい、クルマにおもしろさとか特別な何かを求めるのはおかしい、という風潮さえ感じられるから、MT車なんてもってのほかということなのかもしれない。

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 だが、考えてみてほしい。クルマが移動手段であるのは確かだが、クルマを運転している状況と、電車やバスに乗っている状況は違う。電車やバスなら、スマホをいじったり本を読んだりと、ほかのことを楽しめるが、クルマを運転しているときは、クルマを運転するしかない。運転しかできないなら、その運転自体、楽しいほうがいいじゃないか。

 その楽しさを提供してくれるのが、MT車だ。何もバリバリのスポーツカーに乗ろうと言うわけではない。どんな車格だって、自分でクラッチを踏んでギヤを選んで走るという行為は、いかにもクルマを操っている感じがして、心が躍る。近所にちょっと買い物に行く運転も、必要だから行うただの作業ではなくしてくれる。

 2015年1月8日、まさにそんな、MT車のおもしろさを体現したようなクルマが発売される。ルノーの5ドアハッチ、「ルーテシア ゼン 0.9リッターターボ/5速MT」がそれだ。

 コンパクトなクルマだからとても運転がしやすいし、クラッチのタッチも軽くてつながりが良く、どのように離してもエンストしそうにないほどの感触だから、MT車に不慣れな人でもすぐに対応できそう。シフトレバーもスコスコ入ってくれるので、非常に気持ちがいい。小排気量エンジンは高速を楽しむようなタイプではもちろんないが、1、2速のトルクは充分だから、街乗りでは軽快な走りを実現。このエンジンのおかげもあり、車重が軽いこともキビキビとした動きに貢献している。アイドリングストップもエコモードもあるから、燃費にもやさしい。

 そしていちばん強調しておきたいのが、ヒルスタートアシスト。MT車が嫌われる要因の一つは坂道発進だろう。でもこのクルマは、自動で2秒間ほどブレーキをかけて車体の後退を防いでくれるから、安心してスタートできる。

 昔のようにMT車を手軽に楽しみたいという人にも、またMT車の入門編としてもピッタリなクルマだ。後部座席は大人が余裕で座れるし、ラゲッジスペースも充分だから、ファミリーカーとしても使える。しかも、これだけ楽しめて、エコで、ユーティリティ性もあって、値段が208万円(税込)というのは明らかにリーズナブル。

 AT車ばかりのいま、ルノーにはMT車を求める問い合わせや購入客が絶えないそうだ。このクルマは、そんなMT車を求める人の受け皿となっている同社だからこそつくれる、まさに面目躍如の一台と言えるだろう。



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  • ルノー「ルーテシア ゼン 0.9リッターターボ/5速MT」
  • ルノー「ルーテシア ゼン 0.9リッターターボ/5速MT」
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