女優の樹木希林(71)が11日、都内で行われた映画『あん』(来年6月公開 河瀬直美監督)の制作発表記者会見に出席。“全身がん”を公表している樹木は、同作で元ハンセン病患者を熱演したことを明かし、療養施設での撮影秘話を語った。
撮影では、実際にハンセン病患者が収容されている『国立療養所多磨全生園』で敢行。樹木は、「ハンセン病を実感しました。広いけどここを出られない閉塞感。あそこに何十年もいる人の思いというのを実感しました」と同所の様子を語り、「それと同時に仮設住宅はもっと狭い所にいる。それを考えた時に原発事故を身近に感じました」と話していた。
また、今年1月に全身がんの治療終了を報告した樹木は、関係者から「(同作を)樹木さんの遺作として売りたいのでは?」と冗談で言われたと告白。しかし、「薬を飲まない。それが私の元気の元」と自身の健康法を笑顔で話し、体調の良好ぶりをアピール。最後には「死ぬ死ぬ詐欺みたいでごめんね〜」と笑い飛ばしていた。
同作は、作家で詩人のドリアン助川の同名小説が原作。どら焼き屋を舞台に雇われ店長の青年と、求人を見て転がり込んできた元ハンセン病患者の老婆の姿を通して、生きる意味、人生でやりのことしたことを問う。
撮影では、実際にハンセン病患者が収容されている『国立療養所多磨全生園』で敢行。樹木は、「ハンセン病を実感しました。広いけどここを出られない閉塞感。あそこに何十年もいる人の思いというのを実感しました」と同所の様子を語り、「それと同時に仮設住宅はもっと狭い所にいる。それを考えた時に原発事故を身近に感じました」と話していた。
また、今年1月に全身がんの治療終了を報告した樹木は、関係者から「(同作を)樹木さんの遺作として売りたいのでは?」と冗談で言われたと告白。しかし、「薬を飲まない。それが私の元気の元」と自身の健康法を笑顔で話し、体調の良好ぶりをアピール。最後には「死ぬ死ぬ詐欺みたいでごめんね〜」と笑い飛ばしていた。
同作は、作家で詩人のドリアン助川の同名小説が原作。どら焼き屋を舞台に雇われ店長の青年と、求人を見て転がり込んできた元ハンセン病患者の老婆の姿を通して、生きる意味、人生でやりのことしたことを問う。
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2014/12/11