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綾野剛、主演作が最優秀監督賞 『第38回モントリオール世界映画祭』

 カナダで開催された『第38回モントリオール世界映画祭』で1日夜(日本時間2日朝)、俳優の綾野剛主演で呉美保監督が手がけた映画『そこのみにて光輝く』が、最優秀作品賞に次ぐ最優秀監督賞を受賞した。

映画『そこのみにて光輝く』がモントリオール世界映画祭で最優秀監督賞を受賞! (左から)綾野剛、呉美保監督、池脇千鶴 (C)2014佐藤泰志/「そこのみにて光輝く」製作委員会

映画『そこのみにて光輝く』がモントリオール世界映画祭で最優秀監督賞を受賞! (左から)綾野剛、呉美保監督、池脇千鶴 (C)2014佐藤泰志/「そこのみにて光輝く」製作委員会

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 原作となったのは、およそ20年前の純文学で、何度も「芥川賞」の候補に挙げられながらも、光を浴びることなく自ら命を絶った作家・佐藤泰志氏が残した唯一の長編小説。短い夏を迎える函館を舞台に、愛に恵まれずに生きてきた男女が命をかけて愛し合う姿が描かれている。

 本作で主演を務めた綾野は「風が吹いたなって感じです」と喜ぶと、「佐藤泰志さんに届けられたかなと思います。この『監督賞』をきかっけに日本でも多くの人に届くことを願っています。国と文化を超えてコミュニケーションをとれた実感があり、映画は改めて世界共通語だと思いました」とコメント。

 一方、ヒロインを演じた池脇千鶴は「がらにもなく興奮してしまいました。監督すごくがんばったと思うのでいいご褒美ですね。私もすごく嬉しいです」と話し、呉監督も「賞の名前は『監督賞』という名前ですが、ひとりでとれるものではなくて、みんなの力があってこそのものだと思います」と喜びを噛み締めた。

 また、同映画祭では吉永小百合が主演・初プロデュース映画『ふしぎな岬の物語』(10月11日公開)が最高賞のグランプリに次ぐ、審査員特別グランプリとエキュメニカル審査員賞をダブル受賞を果たしている。

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