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前田敦子、2年連続主演女優賞に喜びのコメント 日プロ大賞授賞式

 第23回日本映画プロフェッショナル大賞の授賞式が28日、都内の劇場で行われ、大森立嗣監督、松江哲明監督ら受賞者が登壇。同賞常連の大根仁監督も駆けつけ、主宰者である映画ジャーナリスト・大高宏雄氏のトークショーに飛び入り参加した。

『第23回日本映画プロフェッショナル大賞』授賞式の登壇者

『第23回日本映画プロフェッショナル大賞』授賞式の登壇者

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 既存の映画賞では受賞に至らなかった評価の高い作品を独自の視点で表彰する同賞。開会にあたり大高氏は「映画界のヒエラルキーを壊したい。そういうものをひっくり返すことを映画賞でやりたいと思っている。後世に残る杭を打っていきたい」とあいさつした。

 そんな同賞で、初となる2年連続の主演女優賞を受賞した前田敦子(『もらとりあむタマ子』)は、都合により欠席。手紙を寄せて「本当にありがとうございます。この作品は、コピー用紙一枚の台本からスタートしました。最初はどうなるかと思いましたが“楽しそう”が第一印象。とにかくゆるく楽しい現場で、そんな雰囲気が私をタマ子にしてくれました」と受賞への喜びと感謝の気持ちを伝えた。

 作品賞を受賞した大森監督(『ぼっちゃん』)は「こういう映画を認めてくれる場が日本にあってうれしい」とあいさつ。1ヶ月の合宿で撮影を行った同作について、その撮影スタイルの意図を問われると「キャストは大部屋で雑魚寝ですが、毎日スタッフ、キャストとの反省会、打ち合わせの時間がたっぷりある。なにもないところから自分たちで作った映画なので、自分たちから強い気持ちで発信していかなければならない。映画を作る自由も味わえました」と気持ちを込めて語った。

 初の長編作が新人監督賞を受賞した渡部亮平監督(『かしこい狗は、吠えずに笑う』)は「エンタメ映画の大作を撮りたい気持ちはありますが、自分のオリジナルで大きな映画を作りたいという夢を持っています」と控えめに映画への想いを口にした。

 授賞式後に行われたティーチイン“ここは静かな映画最前線”では、大根監督、松江監督、大高氏が登壇。映画の拠点(映画を作る場所、観る場所、語る場所)はいまどうなっているのか?をテーマに、会場となった新宿という街と映画の関わり、そこから発信した90年代の特徴的な映画文化について、さらに現在のワークショップという製作のあり方についても語り合った。

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